スポーツ

松井秀喜氏はなぜ「巨人監督」を断り続けるのか

再び巨人のユニフォームに袖を通す日は(時事通信フォト)

 家族と暮らすニューヨークの自宅を拠点に、愛車のポルシェ・パナメーラを自ら運転。マイナーリーグのチームの練習に足を運んでは、選手の指導に精を出す──松井秀喜氏の毎日のルーティンは、来年も変わらないようだ。

 高橋由伸監督の辞任に際してファンの期待感が高まった「松井秀喜・読売巨人軍監督」は原辰徳氏の3回目の監督就任により、今回も実現に至らなかった。松井氏の近況について、メジャーリーグに詳しい在米ジャーナリストが語る。

「ヤンキースのGM特別アドバイザーとして、傘下の2Aや3Aのマイナー選手の打撃コーチとして汗を流す日々を送っています。シーズン中は選手同様休みがないし、オフ期間も選手個々が行なっている自主トレの視察に愛車で飛び回っている。

 指導した各選手の評価、課題点などをレポートにしてキャッシュマンGMに報告しており、ヤンキー・スタジアムで行なわれる球団の幹部会にも出席しているほど。球団外でも、2015年にNPO法人を立ち上げ、日米で子ども向けの野球教室を開催している。近くニューヨークの学校で野球教室を開催する予定で、後輩育成に慈善事業と、多忙な日々を送っています。球団の送迎を断わり、愛車を運転することが松井さんに許された数少ない気分転換です」

 日本のメディアの監視が及ばない米国で、現役さながらの野球漬けの日々を送る理由はなぜか。

 その松井の機微が窺える発言が、9月23日放送の『プレミアムゴルフ』(テレビ東京系)であった。松井氏は同番組内で、日本球界への復帰についてこう語った。

関連記事

トピックス

都内の人気カフェで目撃された田中将大&里田まい夫妻(時事通信フォト/HPより))
《ファーム暮らしの夫と妻・里田まい》巨人・田中将大が人気カフェデートで見せた束の間の微笑…日米通算200勝を目前に「1軍から声が掛からない事情」
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト)
《横綱昇進》祖父が語る“怪物”大の里の子ども時代「生まれたときから大きく、朝ご飯は2回」「負けず嫌いじゃなかった」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヤクザが路上で客引きをしていた男性を脅すのにトクリュウを呼んで逮捕された(時事通信フォト)
《ヤクザとトクリュウの上下関係が不明に》大阪ミナミでトクリュウを集めて客引き男性を脅して暴力団幹部が逮捕 この事件で”用心棒”はどっちだったのか 
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト))
《地元秘話》横綱昇進の“怪物”大の里は唯一無二の愛されキャラ「トイレにひとりで行けないくらい怖がり」「友達も多くてニコニコしてかわいい子だったわ」
NEWSポストセブン
ミスタープロ野球として、日本中から愛された長嶋茂雄さんが6月3日、89才で亡くなった
長島三奈さん、自身の誕生日に父・長嶋茂雄さんが死去 どんな思いで偉大すぎる父を長年サポートし続けてきたのか
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
金髪美女インフルエンサー(26)が “性的暴力を助長する”と批判殺到の「ふれあい動物園」企画直前にアカウント停止《1000人以上の男性と関係を持つ企画で話題に》
NEWSポストセブン
逮捕された波多野佑哉容疑者(共同通信)。現場になったラブホテル
《名古屋・美人局殺人》「事件現場の“女子大エリア”は治安が悪い」金髪ロングヘアの容疑者女性(19)が被害男性(32)に密着し…事件30分前に見せていた“親密そうな様子”
NEWSポストセブン
東京・昭島市周辺地域の下水処理を行っている多摩川上流水再生センター
《ウンコは資源》排泄大国ニッポンが抱える“黄金の資源”を活用できてない問題「江戸時代の取引金額は10億円前後」「北朝鮮では売買・窃盗の対象にも」
NEWSポストセブン
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン