国内

木村拓哉結婚、IT革命に「おっはー」平成12年プレイバック

7月19日、二千円札が発行された(時事通信フォト)

 残りわずかとなった平成の時代には、一体どんな出来事があったんのだろうか──。平成12年(2000年)の世の中を振り返る。

 20世紀最後の年は事件、犯罪、波乱の幕開けとなった。1月、新潟で約9年間にわたり少女を監禁していた男が逮捕。3月、埼玉・本庄保険金殺人事件で八木茂(現・死刑囚)が逮捕。事件発覚から約8か月間、同死刑囚は自身が経営していたスナック等に連日マスコミを有料で招き、独壇場を繰り広げた。その数およそ200回。現在、再審請求中。

 年末には世田谷一家殺害事件発生。現在も未解決であり、警視庁成城署捜査本部は今年5月、遺留品から「犯行当時15才から20代くらいの細身の男」という犯人像を公表した。

 少年による残虐で凶暴な事件も続発。4月、中学の同級生から5000万円を脅し取った3人(15才)が逮捕。5月、17才少年が主婦を刺殺。翌々日には九州自動車道太宰府IC付近で、刃渡り約40cmの牛刀を持った17才少年による西鉄高速バスジャック。乗客女性1人を刺殺。8月、15才少年が近所の一家6人を刃物で刺し、3人が死亡。こうした少年犯罪の凶悪化を受け、刑事罰の対象年齢を16才以上から14才以上に引き下げる約50年ぶりの改正少年法が成立した。

 未来への希望をつなぐニュースも。スペースシャトル『エンデバー』に毛利衛さんが搭乗し地球の地形観測、『ディスカバリー』に若田光一さんが搭乗し国際宇宙ステーション組立ての任務を遂行。

 芸能界では人気絶頂の木村拓哉と工藤静香が“授かり婚”。一部スポーツ紙に報じられ、コンサート終了後、急遽会見を行った木村の口から「妊娠4か月です」と発表された。ドラマではそんなキムタク独身最後の主演作『ビューティフルライフ』(TBS系)や松嶋菜々子主演の『やまとなでしこ』(フジテレビ系)が高視聴率。ファッションでは『ユニクロ』のフリースが大ヒット。流行語は「おっはー」「IT革命」など。

■平成12年の主な出来事
2月11日 スペースシャトル『エンデバー』打ち上げ。毛利衛さんが搭乗
3月24日 埼玉・本庄保険金殺人事件で容疑者逮捕
4月1日 介護保険制度開始
4月5日 小渕恵三首相が脳梗塞で入院 (5月14日死去)。森内閣発足
7月2日 雪印乳業大阪工場の牛乳による集団食中毒が発生。被害者約1万2000人
7月19日 二千円札発行
8月18日 伊豆諸島・三宅島が大規模噴火
9月24日 シドニー五輪女子マラソンで高橋尚子が大会新記録で金メダル獲得
11月18日 オリックスのイチローがシアトル・マリナーズと契約
11月23日 木村拓哉が工藤静香との結婚発表
12月1日 BSデジタル放送開始
12月5日 美容研究科・鈴木その子が死去(享年68)
12月30日 東京・世田谷一家殺害事件発生

※女性セブン2018年11月15日号

関連記事

トピックス

サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《総スカン》違法薬物疑惑で新浪剛史サントリー元会長が辞任 これまでの言動に容赦ない声「45歳定年制とか、労働者を苦しめる発言ばかり」「生活のあらゆるとこにでしゃばりまくっていた」
NEWSポストセブン
「第42回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
《ヘビロテする赤ワンピ》佳子さまファッションに「国産メーカーの売り上げに貢献しています」専門家が指摘
NEWSポストセブン
王子から被害を受けたジュフリー氏、若き日のアンドルー王子(時事通信フォト)
《エプスタイン事件の“悪魔の館”内部写真が公開》「官能的な芸術品が壁にびっしり」「一室が歯科医院に改造されていた」10代少女らが被害に遭った異様な被害現場
NEWSポストセブン
香港の魔窟・九龍城砦のリアルな実態とは…?
《香港の魔窟・九龍城砦に住んだ日本人》アヘン密売、老いた売春婦、違法賭博…無法地帯の“ヤバい実態”とは「でも医療は充実、“ブラックジャック”がいっぱいいた」
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、インスタに投稿されたプライベート感の強い海水浴写真に注目集まる “いいね”は52万件以上 日赤での勤務をおろそかにすることなく公務に邁進
女性セブン
岐路に立たされている田久保眞紀・伊東市長(共同通信)
“田久保派”の元静岡県知事選候補者が証言する “あわや学歴詐称エピソード”「私も〈大卒〉と勝手に書かれた。それくらいアバウト」《伊東市長・学歴詐称疑惑》
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
「少女を島に引き入れ売春斡旋した」悪名高い“ロリータ・エクスプレス”にトランプ大統領は乗ったのか《エプスタイン事件の被害者らが「独自の顧客リスト」作成を宣言》
NEWSポストセブン
東京地裁
“史上最悪の少年犯罪”「女子高生コンクリート詰め事件」逮捕されたカズキ(仮名)が語った信じがたい凌辱行為の全容「女性は恐怖のあまり、殴られるままだった」
NEWSポストセブン
「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路とは…(写真/イメージマート)
【1500万円が戻ってこない…】「高級老人ホーム」に入居したある70代・富裕層男性の末路「経歴自慢をする人々に囲まれ、次第に疲弊して…」
NEWSポストセブン
橋幸夫さんが亡くなった(時事通信フォト)
《「御三家」橋幸夫さん逝去》最後まで愛した荒川区東尾久…体調不良に悩まされながらも参加続けていた“故郷のお祭り”
NEWSポストセブン
麻原が「空中浮揚」したとする写真(公安調査庁「内外情勢の回顧と展望」より)
《ホーリーネームは「ヤソーダラー」》オウム真理教・麻原彰晃の妻、「アレフから送金された資金を管理」と公安が認定 アレフの拠点には「麻原の写真」や教材が多数保管
NEWSポストセブン
”辞めるのやめた”宣言の裏にはある女性支援者の存在があった(共同通信)
「(市議会解散)あれは彼女のシナリオどおりです」伊東市“田久保市長派”の女性実業家が明かす田久保市長の“思惑”「市長に『いま辞めないで』と言ったのは私」
NEWSポストセブン