たとえば、アマチュアボクシングを統括する日本ボクシング連盟に対し、役員や元選手ら333人が告発したことで注目を集めていた山根明会長(当時)。コメントを求めて殺到する報道陣に対し、一言も話さない態度を貫いていたが、8月3日の『スッキリ』に生出演し、日本中を驚かせた。このとき、山根氏が生放送でのインタビュー取材に応じたのは、日テレの情報番組ではなく、報道局記者からの交渉によるものだったという。
「番組だからとか、報道だからとか、遠慮したり垣根をつくっている場合じゃない。お互いにやれることは何でもやらないと」(同局番組制作スタッフ)
10月の月間三冠王からは陥落したものの、ゴールデン帯はテレ朝と同率の11.7%、プライム帯は単独トップの11.4%を記録したので、二冠王は続いている。ここから再び巻き返して日テレが三冠王に返り咲くのか、ドラマも好調なテレ朝が快進撃を続けるのか。今後もしばらくは、つばぜり合いが続きそうだ。