芸能

西城秀樹さんにはなぜ“アンチ”いないのか、惜しむ声絶えず

西城秀樹さんに“アンチ”いない理由とは

 今年5月、西城秀樹さんが63歳の若さで亡くなった。NHK紅白出場は18回を数え、レコード大賞の金賞や歌唱賞を受賞するなど、人気、実力とも超一流だった西城さん。常に笑顔でパワフルな印象の彼だが、私生活では何度も病に襲われていた。

 11月16日に配信されたNEWSポストセブンの「西城秀樹さんの妻が明かした出会いと別れと『最初の脳梗塞』」という記事では、結果的に最後になった家族での夕食の様子や、「なんか、ふらつくんだよね」と語ったという2001年秋の最初の脳梗塞、2003年6月の2度目の脳梗塞について詳報。妻の美紀さんは、『蒼い空へ 夫・西城秀樹との18年』(小学館刊)を上梓した理由として、

「秀樹さんの症状を病院で先生に伝えたり、のんでいる薬を把握するために書き留めていたノートが数冊あります。病状の変化や日々の食事、担当医とのやりとりをメモにとってきました。秀樹さんの頑張ってきた日々の記録が、どなたかのお役に立てれば本当にうれしいです」

 と話している。一方、18日に同サイトで配信された「西城秀樹がスターになるまでの道、そしてとんねるずへの配慮」という記事では、無名時代のとんねるずとのエピソードや、周囲の人への気配り、樹木希林さんとのエピソードを紹介。ネットには、

「神様は何故こんな方を……」
「若い時から天狗になる事もなく、あんなに忙しくても手を抜く事もなく、いつも全力で、こんな人、他に見た事ありません!」
「歌えて踊れて、演技もできて、そして長身でハンサム。その上、共演者やスタッフの間でも評判になるほどの人柄のよさ。
こういう人が本当にいたんだ、というだけで希望がもてる」

 と、早すぎる別れを惜しむ声が次々と寄せられた。

 記事では、カーラジオから流れる『YMCA』を聞いて、これをカバーしたいと訴えたエピソードも紹介されているが、西城さんはポップスのみならず欧米のハードロックファンとしても知られている。ロック雑誌のライターが語る。

「日本では、歌謡曲と呼ばれるジャンルの歌手だった西城さんですが、コンサートでは洋楽、なかでもハードロックやヘビーメタルと呼ばれる激しいタイプのバンドの曲を好んでカバーしていました。ヒット曲『ギャランドゥ』の次にリリースされた『ナイト・ゲーム』も、そういった曲の1つです。

 西城さんに関しては、ハードロックファンの間で有名なエピソードがあります。西城さんが、アメリカから来日した『W.A.S.P』というバンドのコンサートを見に行ったとき、ライブ中にメンバーが投げたポスターを西城さんがつかんでしまい、『あっ!西城秀樹だ!!』と大騒ぎになってしまったというものです。西城さんは後年、ラジオ番組で嬉しそうにこのことを話していました」

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン