芸能

ついにリーダー出演、日曜劇場と福澤組にハマるTEAM NACS

『下町ロケット』で注目のTEAM NACS、森崎博之

 好調をキープしている連続ドラマ『下町ロケット』(TBS系)。前作に続いて、意外なキャスティングが話題となっているが、今回、ネットでも大いに盛り上がっているのが森崎博之の起用だ。TEAM NACSのリーダー登場が注目を集める背景と今後の見どころについて、コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 順調に高視聴率を記録し続けている『下町ロケット』の6話で、ネット上が盛り上がったのは、森崎博之さんの登場シーン。森崎さんの演じる役柄は、主人公・佃航平社長(阿部寛)の同級生で北海道農業大学教授の野木博文です。

 野木は無人農業ロボット研究の第一人者であり、大学時代に佃社長と夢を追い求めた親友。6話の最後で野木は佃製作所の事業に協力することを決意しただけに、スタートしたばかりの第2部・ヤタガラス編のキーマンとなることが予想されています。

 森崎さんの登場で盛り上がったのは、主に2つの理由から。1つ目は、10年超に渡って農業番組の『あぐり王国北海道NEXT』(HBC)に出演し、「農業LOVE」を公言する森崎さんにとって、野木博文がハマリ役だったこと。特に北海道在住者や出身者から、「農業を熱く語る姿は森崎博之そのまんま」という声が飛び交っていました。

 2つ目は、佃製作所の技術開発部長・山崎光彦役で出演している安田顕さんとのTEAM NACSメンバー共演。「日本一チケットが取れない演劇ユニット」と言われるなど熱狂的なファンが多い上に、売れない時代から応援し続けている人も少なくないため、人気作の『下町ロケット』で共演したことが、大きな喜びとなったようです。

◆前シリーズでは安田顕と戸次重幸が共演

 注目すべきは、そのTEAM NACSと『下町ロケット』。引いては、同作を放送する日曜劇場、同作を手掛ける福澤克雄監督との親和性。

 今シリーズでは安田さんと森崎さんが出演していますが、2015年放送の前シリーズには戸次重幸さんが出演していました。その際、戸次さんは巨大企業・帝国重工の審査部主任・田村役を演じ、「偏見に満ちた目で佃製作所を審査する」という敵役だったため、“TEAM NACS対決”と話題に。今シリーズでは一転して、佃社長の右腕的存在である山崎と、事業への協力で左腕的存在の野木という“TEAM NACS共闘”になりそうです。

 ここまで3人が出演したTEAM NACSの残るメンバーは、大泉洋さんと音尾琢真さんのみ。ファンの間では、「今シリーズ中の出演があるかも」「第3シリーズがあれば出るはず」と期待値が上がっています。

 ただ、音尾さんはすでに同じ福澤克雄監督が手がける日曜劇場の『陸王』と『ブラックペアン』に出演済み。ドラマ出演の多くが主演である大泉洋さんも、福澤監督の手がける『LEADERS リーダーズ』への出演歴があります。TEAM NACSのメンバーが、福澤監督の手がける「熱い男たちの物語」「善悪の色が濃いキャラクター」などの世界観にフィットするのは間違いないでしょう。

 撮影現場を担う福澤監督にしても、全体を束ねる伊與田英徳プロデューサーにしても、TEAM NACSのメンバーは、人気・実力を兼ね備えている上に、助演でもゲスト出演でも輝きを放てる貴重な存在。いつかは大泉さんが1話限りのゲスト出演で、しかもとびきりの悪役を演じる日が来るのではないでしょうか。

◆来年はメンバー3人が朝ドラに出演

関連記事

トピックス

炊き出しボランティアのほとんどは、真面目な運営なのだが……(写真提供/イメージマート)
「昔はやんちゃだった」グループによる炊き出しボランティアに紛れ込む”不届きな輩たち” 一部で強引な資金調達を行う者や貧困ビジネスに誘うリクルーターも
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
藤浪晋太郎(左)に目をつけたのはDeNAの南場智子球団オーナー(時事通信フォト)
《藤浪晋太郎の“復活計画”が進行中》獲得決めたDeNAの南場智子球団オーナーの“勝算” DeNAのトレーニング施設『DOCK』で「科学的に再生させる方針」
週刊ポスト
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
「漫才&コント 二刀流No.1決定戦」と題したお笑い賞レース『ダブルインパクト』(番組公式HPより)
夏のお笑い賞レースがついに開催!漫才・コントの二刀流『ダブルインパクト』への期待と不安、“漫才とコントの境界線問題”は?
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン
韓国・李在明大統領の黒い交際疑惑(時事通信フォト)
「市長の執務室で机に土足の足を乗せてふんぞり返る男性と…」韓国・李在明大統領“マフィアと交際”疑惑のツーショットが拡散 蜜月を示す複数の情報も
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
高校時代にレイプ被害で自主退学に追い込まれ…過去の交際男性から「顔は好きじゃない」中核派“謎の美女”が明かす人生の転換点
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《死刑執行》座間9人殺害の白石死刑囚が語っていた「殺害せずに解放した女性」のこと 判断基準にしていたのは「金を得るための恐怖のフローチャート」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン