高須:これはちょっと難しいよね。たとえば、北朝鮮のフェイクニュースであれば、基本的に無視すればいい。でも、それは世界中が北朝鮮がフェイク国家であることを知っているからできることなんだよ。じゃあ、今の韓国はどうかというと、知見の深い人々であれば韓国が嘘つきだということは理解しているだろうけど、そこまで韓国の本質は知られているわけではない。だから、韓国の嘘を信じちゃう人もいる。それで日本は風評被害を受けるわけだから、たまったものではないよ。
これで、もしも韓国がもっともっとひどい嘘をついてくれれば、世界中がフェイク国家であることを認識してくれて、日本も対処がラクになるのになあ…なんて思っちゃうね。なんなら、韓国をもうちょっと煽ってあげて、世界中が目を疑うような明らかな嘘をつかせるほうがいいのかも。さすがに極論だけどね(笑い)。
それにしても、もしも、日本政府がいきなりこんなひどい嘘をついたとしたら、それはそれは世界中からバッシングを受けて、大変なことになるはずだけど、韓国の場合はそうはならないんだよなあ。韓国政府が何をしようと世界的な関心事ではないということなのだろうね。韓国は日本に嫌がらせをする前に、ちゃんと世界に興味を持たれる国になってほしいよ(笑い)。
──日本としては、もはやまともな協議は無理だと判断しているわけですが、果たしてこれでいいのでしょうか?
高須:ヘンに韓国に歩み寄るくらいであれば、協議をしないというのもひとつの選択ではあると思う。ただ、本来であれば、しっかり糾弾して、落とし前をつけさせるべきだろうね。「悪いことをしたら、ちゃんと謝らなければならない」ということを教えてあげなければいけない。ただ、どうして日本が韓国にそんな当たり前のことを教えなければいけないんだっていう思いもある。いつまで韓国は日本に頼っているんだよ。早く独り立ちしてほしいものだ。
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解決の糸口がまったく見えないまま悪化の一途をたどる日韓関係に、フラストレーションが溜まっている様子の高須院長。果たして、韓国をちゃんとした大人の国家に教育することはできるのだろうか?
【プロフィール】
高須克弥(たかすかつや):1945年愛知県生まれ。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ(イタリアやドイツ)研修に行き、最新の美容外科技術を学ぶ。脂肪吸引手術をはじめ、世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。
昭和大学医学部客員教授。医療法人社団福祉会高須病院理事長。高須クリニック院長。脂肪吸引やプチ整形など、日本に「美容整形」を広めた第一人者。人脈は芸能界、財界、政界と多岐にわたり幅広。金色有功章、紺綬褒章を受章。著書に『ブスの壁』(新潮社、西原理恵子氏との共著)、『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『筋と義理を通せば人生はうまくいく』(宝島社)、『行ったり来たり 僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、『かっちゃんねる Yes! 高須 降臨!』(悟空出版)など。最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。