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2019.02.25 11:00  週刊ポスト

チコちゃん、「ボーっと生きてる」ほうが体に良いんだって

実はボーッと生きてるのが正解?(時事通信フォト)

 NHKの人気番組『チコちゃんに叱られる!』では、おかっぱ頭の女の子・チコちゃん(5さい)が、素朴なギモンに答えられない大人に、この一言を放ちます。「ボーっと生きてんじゃねーよ!」──しかし、チコちゃんは知りません。「なんでボーっと生きてちゃいけないの?」

 いつもは叱る側のチコちゃんだけど、この質問は「えっ!?」って思ったかな? 今回は、チコちゃんに訊かせていただきます。ボーっと生きてるって、悪いことなの?

「ボーっとしている時は脳が働いていない、注意力が欠けている、と思われるかもしれませんが、むしろボーっとするとメリットがあることが医学的に証明されているんですよ」

 解説してくださったのは、おくむらメモリークリニック院長の奥村歩さん(脳神経外科医)です。

「以前から、ボーっとしている時は、脳が機能していない状態だと考えられてきました。しかし、米ワシントン大学医学部のM.E.レイクル教授の研究で、“ボーっとしている時のほうが、集中している状態よりも脳の広範囲が活性化している”と発表されたのです」

 レイクル教授によれば、「読書をする」「計算をする」など、集中して活動している時の脳のエネルギー消費量に比べて、ボーっとしている時は、「前頭葉内側部」「後部帯状回」といった脳の部位の活動が高まり、約15倍ものエネルギーを消費しているというのです。

「それは『デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)』と呼ばれる脳の広い領域が活発に働いているからだと考えられています。それに基づいて、様々な疾患の予防・早期発見のための研究が進められています」(奥村さん)

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