最初は天気予報と外回りリポートを担当したのですが、そこで待っていたのは、“無茶ぶり”の日々。ジェットコースターに乗せられ、着ぐるみを着せられ、アオダイショウを首に巻いたこともありました。

 日焼けして真っ黒になった自分を見て「大丈夫かな、私」と思わないでもなかったかな。その後しばらくはスポーツ担当でした。

◆久米氏からダメ出しの嵐

 1985年に入り、局をあげて新しい報道番組を作る動きが本格化していくわけですが、久米さん以外のキャストは公募制で、会社員、大学生を含めて数千人の候補者が集まっていたそうです。

 当時の私はワイドショー番組で現場を駆けずり回っていましたから、「予算がある報道番組はいいですねぇ」と冷ややかに眺めていたものです。

 ところが突然、私にお声がかかりましてね。今もって、なぜ自分が『ニュースステーション』に選ばれたのかわかりません。

 右も左もわからぬまま、その年の10月に番組がスタートします。当初、私は報道スタジオという別の場所でニュースを読み、久米さんたちがメインのスタジオで進行するという形でした。

 で、さっそく私のニュース読みに久米さんから注意が入るわけです。「声が高すぎる」「トーンを下げろ」と。VTRを観ると、確かに私の声はトーンが高かった。アメリカの報道番組では女性キャスターが声を低めにしています。これは喋る側の説得力を視聴者に与えるためです。

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン