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意識高い阿部慎之助、結果残して巨人捕手の要となるか

今季はどのような形で起用されるのか(時事通信フォト)

 球団ワーストタイの4年連続V逸からの王座奪回を目指す巨人は、プロ野球開幕後も正捕手は定まらない。

 原辰徳監督は、去年まで正捕手だった小林誠司(29)と、西武からFAで加入した炭谷銀二朗(31)に、2年目の大城卓三(26)を加えた「捕手3人制」の方針を打ち出している。だが、3人を尻目に虎視眈々と“扇の要”を狙っているのが阿部慎之助(40)だ。阿部はキャンプ時から一貫して4年ぶりの捕手復帰を目指している。

「首痛や腰痛の持病がある上、実戦で3イニングほどマスクをかぶっただけで息が上がる。本格的な捕手起用は現実的ではないと考えられていた。

 しかし、それでも阿部はキャッチャーにこだわる。この4年間優勝できていないのは、自分がファーストに回ったことに責任があると考えているからです。“自分がキャッチャーをしないとチームは優勝できない”と、昨年、宮崎で秋季キャンプ中の原監督に電話で直談判して捕手復帰を認めさせた」(巨人担当記者)

 結局、原監督は当面は代打での起用が中心になると明言した。そこには若手選手の指導役を担ってほしいという思惑も見え隠れする。

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