買い物する萩原さんと冨田リカ
つまり、リカさんは愛する夫の葬儀場を求めて「越境」したことになる。そこまで火葬を急いだ理由について、前出の芸能関係者は「すべてショーケンが望んだことです」と指摘する。
「ショーケンは暴れん坊の自分を変えてくれたリカさんに心から感謝しており、苦しい闘病生活も彼女の励ましで頑張ってこられた。彼はよく“リカがいなければおれはとっくに死んでる”と言っていましたから。
そんな彼にとって、自分の死後に妻がトラブルに巻き込まれるのは何としても避けたかった。実際、3人目の妻との離婚時には泥沼の慰謝料裁判があり、映画関係者とギャラでもめることも多かった。彼の場合、金銭面や交友関係のもつれがどこに残っているか自分でもわからない。トラブルを避けるため、リカさんに“死んだらすぐに葬ってほしい”と言い残していたんです」
あっという間にこの世からいなくなった萩原さん。それもまた、常に自由を求めた彼らしい最期かもしれない。
※女性セブン2019年4月18日号