芸能

芸能界の薬物疑惑 マトリがマーク、逮捕秒読み国民的タレント

送検されるピエール瀧被告(写真/時事通信フォト)

 4月クールの“春ドラマ”が、続々とスタートする。例年ならテレビ関係者が何よりも気にするのは視聴率だが、今はそれ以上に出演者の“私生活”に敏感になっているという。

 4月2日、コカインを使用したとして、麻薬取締法違反の罪で俳優・ミュージシャンのピエール瀧被告(51才)が起訴された。売れっ子俳優でもあった彼の不祥事は、芸能界に大きな影響を与えた。

 NHKは大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』を含むドラマ6作のオンデマンドでの配信を停止。5月17日公開予定の映画『居眠り磐音(いわね)』は、瀧容疑者の出演部分の撮り直しを余儀なくされた。映画『麻雀放浪記2020』だけは賛否の中そのまま封切られるものの、逮捕による被害総額は10億円を超すとまでいわれている。

 そのため、映画やドラマ関係者の間では、タレントや俳優に関する薬物の捜査情報が、まことしやかに共有され始めているという。

「瀧容疑者を逮捕した厚生労働省麻薬取締部(通称・マトリ)は、以前から芸能界をターゲットにした捜査を水面下で進めています。例えば、ヤクザ映画に引っ張りだこの強面俳優Aには、すでに内偵が入っているそうです。大物音楽プロデューサーのBは、クラブでコカインを摂取しているとのタレコミがあり、昨年末に家宅捜索を受けたとされています。両者とも逮捕には至っていませんが、当局が徹底的にマークしているのは確かです」(捜査関係者)

 さらには、バラエティー番組に引っ張りだこで、結婚後もグラビアアイドルとして活躍を続ける30代のC、海外進出も果たしてマルチに活躍する元男性アイドル歌手のD、“若者のカリスマ”として国内外で高い人気を誇るミュージシャンのEにも、捜査の手が及んでいるという。

それだけではない。

「誰もが知る国民的タレントのFは、すでに逮捕が秒読み段階にあるといわれています。昨年の夏頃にマトリが家宅捜索に入り、“黒に近いグレー”と判断された。ただ、彼の場合、逮捕となれば社会的影響があまりに大きく、“完全な黒と断定できない限り逮捕できない”との判断になったようです。逮捕されれば、過去最大の騒動になるでしょう」(前出・捜査関係者)

※女性セブン2019年4月18日号

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン