1990年、平成の御代がわりの際、「即位礼正殿の儀」に参列された天皇陛下(時事通信社)
10月22日
●即位礼正殿の儀
新天皇の誕生について、各国代表や国内代表などがお祝いを述べる儀式。
10月22日
場所:皇居~東宮御所
●祝賀御列の儀(パレード)
即位礼正殿の儀終了後、新天皇は、最高位の日本の勲章である大勲位菊花章頸飾などを胸につけたモーニング、新皇后はロングドレスにティアラの正装でパレードに臨まれる。
10月22日、25日、29日、31日
●饗宴の儀
各国の元首や国内の代表者らなどを招き、4日間にわたり祝宴を開く。平成の御代がわりの際は計7回行われたが、今回は4階に規模を縮小して行う。
4日間で招かれる人は総勢2500人超。22日、25日は着席形式で行われ、29日、31日は立食形式で行われる。宮中晩餐会では、原則フランス料理が振る舞われるが、平成の饗宴の儀では、通常の晩餐会の数倍の人数が出席したため、和食の提供となった。
10月23日
場所:ホテルニューオータニ(東京・紀尾井町)
●内閣総理大臣夫妻主催晩餐会
安倍首相夫妻が新天皇・皇后を招き、即位礼正殿の儀に参列するため外国から来日した各国代表などに日本の伝統文化を披露し、来日に謝意を表する晩餐会を行う。参列者は、900人程度を予定。
晩餐会は、安倍首相のアピールの場。今回は狂言師の野村萬斎が総合アドバイザーを務める。
11月14日、15日
時間:14日~翌15日未明
場所:皇居・東御苑「大嘗宮」
●大嘗祭(大嘗宮の儀)
天皇の即位後に初めて行われる「新嘗祭」で、皇位継承に伴う一世に一度の重要な祭礼。大嘗祭(大嘗宮の儀)は、主に悠紀殿、主基殿の二殿で行う。それぞれの御殿に移動するたびに廻立殿で心身を清め、着替えられるため、儀式全体では、天皇が4度、皇后が2度着替えを行われ、身体を清める布も身体の部位ごとに替えなければならない。
11月
場所:皇居周辺
●天皇陛下のご即位を祝う国民式典
大嘗祭の終了後、ご即位を祝う国民式典が予定されている。経済・スポーツ・芸能などの著名人や国民が集う大規模な奉祝式典。
皇居前広場で開かれた天皇陛下の即位10年の記念式典では、ミュージシャンのYOSHIKIが奉祝曲を演奏した。今回の式典でも同様に、演奏が披露されるなど、新天皇のご即位を祝う予定。
11月16日、18日
●大饗の儀
大嘗祭の後、新天皇が首相や各界の代表らなどの参列者に酒肴などを振る舞われる儀式。
日程未定
●即位礼および大嘗祭後の親謁の儀
即位礼および大嘗祭の後、伊勢神宮、神武天皇山陵、昭和天皇まで前4代の山陵、宮中三殿に新天皇が参拝される儀式。
2020年4月19日
●立皇嗣宣明の儀
秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣となられたことを国内外に示し祝う儀式。その後、新天皇が皇嗣に会われる「朝見の儀」もある。
「立皇嗣宣明の儀」は、歴代皇太子が行ってきた「立太子宣明の儀」に倣ったもの。生前退位に伴い、歴史上初めて行われる。
※女性セブン2019年4月18日号