芸能

存在感示す平成最後の月9ドラマ 本田翼の箸休め演技も好評

視聴率も好調。月9ドラマ『ラジエーションハウス』

 4月から始まった平成最後の春ドラマが出揃った。新時代にさしかかり、さらなる盛り上がりを見せているが、どのドラマを見続けるかどうかは悩みどころ。「視聴率とギョーカイ人の評価は全然違う」と言うのは、あるドラマのプロデューサーだ。本当に面白いドラマはどれか──ギョーカイ人だけが知っている「ツッコミどころ」を調査する。

「ドラマといえば月9」といわれた平成の終わりに、その月9が再び存在感を示している。『ラジエーションハウス』(フジテレビ系・月曜21時)は視聴率ランキングで5位につけた。

「主演の窪田正孝(30才)は直前のけがもあって、主役交代かとも囁かれたが、独特の雰囲気がハマっている。芸歴24年目で第2次ブームが来ている山口紗弥加(39才)や遠藤憲一(57才)など主役級の役者たちが脇を固める万全の布陣。本田翼(26才)は相変わらずの演技ですが、芸達者が揃いすぎているので、息抜き要因としてアリですね」(テレビ誌記者)

 キャスト面で業界の注目を集めているのは『白衣の戦士!』(日本テレビ系・水曜22時)。第1話には、NHK朝ドラ『なつぞら』で広瀬すず(20才)の同級生役を演じる富田望生(19才)やモデル出身の鈴木仁(19才)など『3年A組』(日本テレビ系)で活躍した生徒たちが演技対決を繰り広げる。主演は中条あやみ(22才)だ。

「元ヤンキーの新米看護師が活躍するドラマ。局は違うけど『新・ナースのお仕事』というタイトルの方が注目を集めたかも(笑い)。中条は観月ありさ(42才)ほど振り切れていませんが、とにかくかわいいので今後の開花に期待」(前出・テレビ誌記者)

『わたし、定時で帰ります。』は9.5%と一桁スタートだったが、内容への評価は高い。

「局としては、働き方改革を後押しするような強いメッセージを打ち出したいようですが、『アンナチュラル』や『中学聖日記』を手がけた新井順子プロデューサーには、シビアな問題だからこそポップに仕上げたいという思惑があるようで、吉高由里子(30才)はその世界観にぴったり。現場はユースケ・サンタマリア(48才)が盛り上げていて、チームワークもいい。関係者の評価も高くいい滑り出しです。産休明けキャリアウーマン役の内田有紀(43才)にも期待です」(TBS関係者)

 ダークホースは『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系・土曜22時)。主演の古田新太(53才)がゲイで女装家の国語教師を演じる。初回視聴率は10.9%と6位につけた。

「登場人物のキャラクターがあまりに突き抜けているので、出演者の新しい一面が発見できる、と局内でも話題になっています。

 古田さんは舞台で変な格好に慣れているので、もはや貫禄の座長ぶり。休憩時間もオネエ言葉で若い出演者をいじるなどして、笑いが絶えない現場だとか。キンプリの永瀬廉(20才)くんもイケメンと評判です。ジャニーズの後輩、なにわ男子の面倒を見て、お兄ちゃんとして振る舞っているようですね」(別のテレビ誌記者)

※女性セブン2019年5月9・16日号

関連記事

トピックス

2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
卓球混合団体W杯決勝・中国-日本/張本智和(ABACA PRESS/時事通信フォト)
《日中関係悪化がスポーツにも波及》中国の会場で大ブーイングを受けた卓球の張本智和選手 中国人選手に一矢報いた“鬼気迫るプレー”はなぜ実現できたのか?臨床心理士がメンタルを分析
NEWSポストセブン
数年前から表舞台に姿を現わさないことが増えた習近平・国家主席(写真/AFLO)
執拗に日本への攻撃を繰り返す中国、裏にあるのは習近平・国家主席の“焦り”か 健康不安説が指摘されるなか囁かれる「台湾有事」前倒し説
週刊ポスト
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン
パーキンソン病であることを公表した美川憲一
《美川憲一が車イスから自ら降り立ち…》12月の復帰ステージは完売、「洞不全症候群」「パーキンソン病」で活動休止中も復帰コンサートに懸ける“特別な想い”【ファンは復帰を待望】 
NEWSポストセブン
「交際関係とコーチ契約を解消する」と発表した都玲華(Getty Images)
女子ゴルフ・都玲華、30歳差コーチとの“禁断愛”に両親は複雑な思いか “さくらパパ”横峯良郎氏は「痛いほどわかる」「娘がこんなことになったらと考えると…」
週刊ポスト
話題を呼んだ「金ピカ辰己」(時事通信フォト)
《オファーが来ない…楽天・辰己涼介の厳しいFA戦線》他球団が二の足を踏む「球場外の立ち振る舞い」「海外志向」 YouTuber妻は献身サポート
NEWSポストセブン
海外セレブも愛用するアスレジャースタイル(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
「誰もが持っているものだから恥ずかしいとか思いません」日本の学生にも普及する“カタチが丸わかり”なアスレジャー オフィスでは? マナー講師が注意喚起「職種やTPOに合わせて」
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「旧統一教会から返金され30歳から毎月13万円を受け取り」「SNSの『お金配ります』投稿に応募…」山上徹也被告の“経済状況のリアル”【安倍元首相・銃撃事件公判】
NEWSポストセブン