芸能

小川彩佳アナ『NEWS23』キャスター就任で期待される役割

小川彩佳アナの起用で『NEWS23』はどう変わるか

 事前に噂されていた通りの発表だった。TBSは、6月3日から『NEWS23』のメインキャスターに小川彩佳アナウンサー(34)が就任すると発表した。小川アナといえば、2007年にテレビ朝日に入社し、2011年4月から2018年9月まで7年半にわたって『報道ステーション』のキャスターを務めた。今春のテレ朝退社後、わずか2か月で他局のニュース番組に移籍することになる。テレビ局関係者が話す。

「2か月でのキャスター就任についていろんな声があると思いますが、早いに越したことはないですよ。昨年秋に『報ステ』を降板してから、8か月しか経っていないので視聴者もまだ馴染みがある。業界のサイクルは早いですから、1~2年後に就任したら鮮度が薄れます。数字が上がれば、外野の声は消えていくでしょう。

 ニュース番組は本来、視聴率を気にすべきではないし、キャスターに数字を頼るのは酷だと思います。しかし、民放である以上、視聴率をある程度追うのは仕方ない。現在、23時台は有働由美子キャスターの『news zero』(日本テレビ系)が強くて2ケタ近く獲ることもあり、『NEWS23』は概ね3~4%台に留まっている。テコ入れは当然でしょう。小川アナにとっては、高視聴率番組を受け継ぐよりは、やりやすいのでは」

 小川アナの起用に伴い、2016年7月からキャスターを務めてきた雨宮塔子アナは降板となりそうだ。果たして数字は上向くのか。視聴率研究家の岡野誠氏はこう分析する。

「帯番組の場合、長年の視聴習慣がありますし、トップの牙城を切り崩すには時間が掛かる。局も視聴者も長い目で見るべきでしょう。

 雨宮アナは落ち着いた進行ぶりで、アクの強さもなく、安定感がある。ただ、視聴者からすると、それが物足りないという一面もあったのかもしれない。突っ込みどころがなかったんです。かつての久米宏さんや筑紫哲也さん、古舘伊知郎さんはニュースや政治家にズバズバ切り込むという“突っ込み的存在”でありながら、その言動を“視聴者に突っ込まれる”という二重構造があった。これも、注目を集める1つの要素でした」

関連記事

トピックス

19歳の時に性別適合手術を受けたタレント・はるな愛(時事通信フォト)
《私たちは女じゃない》性別適合手術から35年のタレント・はるな愛、親には“相談しない”⋯初めての術例に挑む執刀医に体を託して切り拓いた人生
NEWSポストセブン
ガールズメッセ2025」に出席された佳子さま(時事通信フォト)
佳子さまの「清楚すぎる水玉ワンピース」から見える“紀子さまとの絆”  ロングワンピースもVネックの半袖タイプもドット柄で「よく似合う」の声続々
週刊ポスト
永野芽郁の近影が目撃された(2025年10月)
《プラダのデニムパンツでお揃いコーデ》「男性のほうがウマが合う」永野芽郁が和風パスタ店でじゃれあった“イケメン元マネージャー”と深い信頼関係を築いたワケ
NEWSポストセブン
多くの外国人観光客などが渋谷のハロウィンを楽しんだ
《渋谷ハロウィン2025》「大麻の匂いがして……」土砂降り&厳戒態勢で“地下”や“クラブ”がホットスポット化、大通りは“ボヤ騒ぎ”で一時騒然
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(左・共同通信)
《熊による本格的な人間領域への侵攻》「人間をナメ切っている」“アーバン熊2.0”が「住宅街は安全でエサ(人間)がいっぱい」と知ってしまったワケ 
声優高槻かなこ。舞台や歌唱、配信など多岐にわたる活躍を見せる
【独占告白】声優・高槻かなこが語る「インド人との国際結婚」の真相 SNS上での「デマ情報拡散」や見知らぬ“足跡”に恐怖
NEWSポストセブン
人気キャラが出現するなど盛り上がりを見せたが、消防車が出動の場面も
渋谷のクラブで「いつでも女の子に(クスリ)混ぜますよ」と…警察の本気警備に“センター街離れ”で路上からクラブへ《渋谷ハロウィン2025ルポ》
NEWSポストセブン
クマによる被害
「走って逃げたら追い越され、正面から顔を…」「頭の肉が裂け頭蓋骨が見えた」北秋田市でクマに襲われた男性(68)が明かした被害の一部始終《考え方を変えないと被害は増える》
NEWSポストセブン
園遊会に出席された愛子さまと佳子さま(時事通信フォト/JMPA)
「ルール違反では?」と危惧する声も…愛子さまと佳子さまの“赤色セットアップ”が物議、皇室ジャーナリストが語る“お召し物の色ルール”実情
NEWSポストセブン
9月に開催した“全英バスツアー”の舞台裏を公開(インスタグラムより)
「車内で謎の上下運動」「大きく舌を出してストローを」“タダで行為できます”金髪美女インフルエンサーが公開した映像に意味深シーン
NEWSポストセブン
「原点回帰」しつつある中川安奈・フリーアナ(本人のInstagramより)
《腰を突き出すトレーニング動画も…》中川安奈アナ、原点回帰の“けしからんインスタ投稿”で復活気配、NHK退社後の活躍のカギを握る“ラテン系のオープンなノリ”
NEWSポストセブン
真美子さんが完走した「母としてのシーズン」
《真美子さんの献身》「愛車で大谷翔平を送迎」奥様会でもお酒を断り…愛娘の子育てと夫のサポートを完遂した「母としての配慮」
NEWSポストセブン