芸能

闇営業問題 さんま、鶴瓶、松本…先輩の複雑な反応と号泣

謹慎処分となり復帰未定の宮迫博之

 発覚から約1か月、いまだ「闇営業」が沈静化しない。2014年12月末に、所属事務所を通さず詐欺グループ主催のパーティーに出席したうえ、「金銭は受け取っていない」と虚偽の説明をした芸人が謹慎処分となったこの問題。テレビ番組やCMなどの違約金は5億円といわれ、多くの芸人が所属する吉本興業は大打撃を受けている。

 そんな中、大物芸人たちが重い口を開き始めた。ダウンタウンの松本人志(55才)は6月30日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、事態打開のため吉本に働きかけたが奏功しなかったとして、「これ以上やったらおれ、邪魔者になる」と複雑な心境を明かした。

 一方で擁護の声をあげたのは明石家さんま(64才)。6月29日にオンエアされたMBSラジオ『ヤングタウン土曜日』で、問題のパーティーをブッキングして吉本から契約解除されたカラテカの入江慎也(42才)について、さんまは「入江に頼まれていたら、おれは絶対に(闇営業に)行ってた」と発言した。

 入江は2015年に人脈を生かしたコンサルタント会社を設立し、イベントや派遣業などで商才を発揮して2018年に年商1億円を突破。入江は芸人だけでなくJリーガーやプロ野球選手、IT社長など人脈が豊富で“友達5000人”といわれるほど幅広い交友関係を持つ。入江の人脈にさんまも世話になっていたという。

「入江さんは芸人としての給料は40万円程度ですが、“副業収入が月350万円ある”と豪語していました。多くの芸人が“本業がおろそかになる”と入江さんを批判する中、さんまさんは評価していたんです。パーカやスニーカーなどレアグッズを入江さん経由で入手していて、“入江に言えば欲しいものは手に入る”と、さんまさんをはじめ大御所芸人も彼のことを買っていた」(芸能関係者)

◆擁護する芸人は他にも……

 実はラジオでの発言に先立ち、さんまは入江の擁護に動いていた。きっかけを作ったのは今田耕司(53才)だ。

 今田は入江と頻繁に飲みに行く仲で、2013年には入江主催のファッションイベントに雨上がり決死隊の宮迫博之(49才)、ロンドンブーツ1号2号の田村亮(47才)という、今問題の2人と一緒にゲスト出演したほど。

 6月15日に放送された『特盛!よしもと』(読売テレビ系)で今田は、「ぼくはまだ(入江と)知り合いのままやから。何かあったら相談受けるし」と入江をかばう発言をした。

「同時期に『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)の収録に参加した今田さんは、さんまさんに入江さんの処遇について『兄さん、なんとかなりませんか?』と楽屋で相談していたんです。さんまさんも入江さんの世話になっていたので、吉本の幹部に相談したとか。でも、会社の判断は覆りませんでした」(テレビ局関係者)

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
生徒のスマホ使用を注意しても……(写真提供/イメージマート)
《教員の性犯罪事件続発》過去に教員による盗撮事件あった高校で「教員への態度が明らかに変わった」 スマホ使用の注意に生徒から「先生、盗撮しないで」
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《ロマンス詐欺だけじゃない》減らない“セレブ詐欺”、ターゲットは独り身の年配男性 セレブ女性と会って“いい思い”をして5万円もらえるが…性的欲求を利用した驚くべき手口 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン