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『明仁天皇物語』原作者語る上皇陛下の「魔法のようなお力」

『明仁天皇物語』の一場面

『明仁天皇物語』の一場面

 今年5月1日の皇位継承をもって、「明仁天皇」は上皇陛下となられた。戦時下で少年時代を過ごされ、戦後の混乱期に迎えた青年期、史上初となる民間出身のプリンセスとなる美智子さまとのご成婚、皇太子時代の戦後初となる皇族としての沖縄訪問、被災地訪問、そして「譲位」のお気持ち表明──。

 国民に寄り添いながら歩まれてきたその半生を追うドキュメントコミック『明仁天皇物語』が話題になっている。作画を担当するのは古屋兎丸氏、原作は『ビッグコミックオリジナル』で連載中の『昭和天皇物語』(作画・能條純一氏)で脚本協力も務める永福一成氏。監修は『昭和天皇物語』と同じく、志波秀宇氏が担当する。

 原作の永福氏は「明仁天皇の時代(昭和~平成)を独立した一つの物語として描いておきたかったという気持ちがありました」と、本作を制作するに至った動機について語る。

 ニュースなどで「天皇」という言葉が日常的に登場するものの、本当に「平成の天皇」の人物像について国民は知っているのだろうか? そんな思いが、『明仁天皇物語』という作品を生み出したのだという。永福氏はこうコメントする。

「先の譲位を巡る『お気持ち表明』のビデオメッセージには私自身、強い衝撃を受けましたし、現在の私たちと同じ時代を『象徴』として生きられた明仁天皇の物語を、せっかく機会を与えられたんですから、ぜひ描いてみたかったのです」

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