芸能

ジャニー氏に見込まれた滝沢秀明、極貧から大出世までの道

ジャニー社長の家族葬でも目立っていたという滝沢秀明(写真は今年4月)

 7月12日に営まれたジャニーズ事務所・ジャニー喜多川社長(享年87)の家族葬。東京渋谷のジャニーズアイランドの稽古場にて、ジャニーズ事務所所属のタレントとジャニーズJr.を中心に約150人が参列した。

「家族葬」を終えた、午後2時半。ビルから霊柩車が出てくる。その助手席には、ジャニー社長の遺影をしっかりと胸に抱え、涙を見せずに前を一心に見る滝沢秀明(37才)が乗っていた。

 霊柩車の後を追うように、タレントやスタッフが乗るマイクロバス、ワンボックスカーが続き斎場へと向かった。

「助手席にはジャニーさんの姉であるメリー副社長や姪のジュリー副社長が座るのではなく、また“長男”の近藤真彦さん(54才)や東山紀之さん(52才)が移動車で斎場に向かう中、タッキーが助手席に座っていたのは驚きでした。霊柩車の助手席は家族の中でも妻や夫や子、いちばん親しい人が座るもの。

 タッキーがその席に座ることをみんなが認めたからでしょう。“養子縁組”をした息子同然の立場なのだと改めて思わされました」(芸能関係者)

 ジャニー社長の家族葬でも、その存在はひと際、目立っていたという。

 参列したタレントたちが椅子に座る中、滝沢は終始、最後方で立ったまま、関係者に指示を飛ばしていた。喪服を着崩すことなくシャツの第1ボタンまでビシッと留め、誰とも談笑せずに裏方として動き回っていたという。

「“父”であるジャニーさんをしっかり送ろうという強い意思が伝わってきました。タッキーは300人にも及ぶジャニーズJr.の育成やプロデュースを担う『ジャニーズアイランド』の社長。Jr.たちの市場規模はますます大きくなっていて、企業価値は100億円は下らないといわれています。いちアイドルが重要な関連会社の社長を任されるほどの信頼関係が確かにあったのだと感じました」(前出・芸能関係者)

 *
 東京都八王子市で3人きょうだいの末っ子として生まれた滝沢は、幼い頃に両親が離婚した。

「家を出て行った父親とは疎遠になり、幼い頃のタッキーは父親の愛情を知らずに育ちました」(滝沢を知る関係者)

 離婚後、母親は3人の子供を育てるため朝から晩まで働いたが、生活は苦しかったという。

「着るものにも困り、真冬でもタンクトップと短パンの生活を送っていた。食事も水で溶いた小麦粉をホットプレートで焼き、ケチャップを塗って食べたりしていた。唯一のごちそうは、具がシーチキンの餃子だったと話していました」(前出・滝沢を知る関係者)

全身黒ずくめのタッキー(写真は今年4月)

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン