芸能

『ルパンの娘』の深田恭子 アンドロイドのような美が際立つ

存在感は圧倒的(番組公式HPより)

 現在の深田恭子を見て「36歳」である(今年11月には37歳になる)と認識している人はほとんどいないのではないか。エイジレスな美しさを保つ女優の魅力について、ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。

 * * *
「だっちゃ!」とラムちゃん風衣装で笑いかけ、歌のお姉さんになりきってお遊戯。最近CMでコスプレ路線を極めている深田恭子さん。アラフォーなのにここまでぶりっ子をやるかと、正直これまでは違和感の方が大きかったのでした。

 しかしまさか。『ルパンの娘』(フジテレビ系木曜午後10時)を見て、ある種のショックを受け、女優としての深田さんについてあらためて考え感じ入りました。

 中学生でデビューし、キャリアの長い深田さん。30代半ばを過ぎて、通常なら純愛もののヒロイン役や水着写真集など肌の露出も減少していくはず。

 それなのに、彼女はまったくの逆張り。少女のようなキョトン顔、ビキニ姿の写真集でダイナマイトボディを惜しげも無くさらす。男性向けセクシー路線をつきつめるのかと思えば、サーフィンで健康美?を披露したり、進む先が読めない。

 年齢も考え方も、キャラクターもつかみ所が無いというのか、所属する場所が見えないというか。年を重ねるごとに「不思議な感じ」が増えていく。まさにそうした所在のない「浮遊感」が、今回の『ルパンの娘』と絶妙なハーモニーを奏でているのではないでしょうか?

 深田さんが演じる主人公・三雲華は、泥棒一家“Lの一族”の娘。普段はおっとりした図書館司書、しかしセクシーなスーツに身を包むと豹変しドロボウの才能が目覚め鮮やかな身のこなしで宝石を盗み出す。子供相手に絵本を読み聞かせる昼の顔と、スーツに仮面というキッチュなドロボウ姿、その対比が鮮やか。

 しかも、恋愛のお相手は警察一家の息子・桜庭和馬(瀬戸康史)。決して許されないドロボウと警官のカップルは、さながら現代版のロミオとジュリエット……という荒唐無稽な設定に、コスプレ風の作り物感が満載で、深キョン以外にありえないドンピシャのハマり役となっています。

関連記事

トピックス

森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
どんな演技も積極的にこなす吉高由里子
吉高由里子、魅惑的なシーンが多い『光る君へ』も気合十分 クランクアップ後に結婚か、その後“長いお休み”へ
女性セブン
日本人パートナーがフランスの有名雑誌『Le Point』で悲痛な告白(写真/アフロ)
【300億円の財産はどうなるのか】アラン・ドロンのお家騒動「子供たちが日本人パートナーを告発」「子供たちは“仲間割れ”」のカオス状態 仏国民は高い関心
女性セブン
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン
わいせつな行為をしたとして罪に問われた牛見豊被告
《恐怖の第二診察室》心の病を抱える女性の局部に繰り返し異物を挿入、弄び続けたわいせつ精神科医のトンデモ言い分 【横浜地裁で初公判】
NEWSポストセブン
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
『教場』では木村拓哉から演技指導を受けた堀田真由
【日曜劇場に出演中】堀田真由、『教場』では木村拓哉から細かい演技指導を受ける 珍しい光景にスタッフは驚き
週刊ポスト