スポーツ

「ビッグ4」で唯一人甲子園へ 星稜の「奥川劇場」開幕へ

大船渡の佐々木は予選で消えた

 8月6日開幕の「令和最初の甲子園」は、新時代に相応しい激動の大会となる。高校四天王と呼ばれたドラフト候補の投手のうち、甲子園出場を果たしたのは星稜高校3年の奥川恭伸(やすのぶ)だけだった。ノンフィクションライターの柳川悠二氏が、ビッグ4と呼ばれる豪腕4投手についてレポートする。

 * * *
 波瀾の地方大会を象徴するように、高校四天王ともビッグ4とも呼ばれたドラフト候補の敗退が相次いだ。

 最初に姿を消したのは横浜の153キロ左腕・及川雅貴。準々決勝で旋風を起こした県立相模原に3番手で登板するもリードを守り切れず、1回で3失点。

 U-15侍ジャパンのエースだった中学時代から注目を集めた逸材だが、「高校1年生の頃が一番良かった」というスカウトの声もあり、ドラフトの評価は分かれるところだ。

 岩手では令和の怪物こと、最速163キロの190センチ右腕・佐々木朗希(大船渡)が、決勝の花巻東戦で登板することなく、最後の夏を終えた。その起用法は、全国的な話題にもなった。

 そして岡山・創志学園の西純矢。昨夏、相手を威圧するようにマウンドで咆哮し、高野連にお灸を据えられた西だが、今年は優等生に変貌。敗れた準決勝・倉敷商戦の9回に打席に入ると、球場から温かい拍手が送られた。

「これまで良く思われていなかったこともあると思うんですけど……拍手は嬉しかったです。(昨年の甲子園で受けた)批判があったからこそ、今の自分がある。甲子園は、考え方や努力が一番じゃないと出られない場所。自分に足りないものがあったんだと思います」

 晴れやかに潔く。敗戦を冷静に受け止め前を向いた。

関連記事

トピックス

全米野球記者協会ニューヨーク支部主催のアワードディナーに出席した大谷翔平と、妻・真美子さん(左/時事通信フォト、右/提供:soya0801_mlb)
《真美子さんが座る椅子の背もたれに腕を回し…》大谷翔平が信頼して妻を託す“日系通訳”の素性 “VIPルーム観戦にも同席”“距離が近い”
NEWSポストセブン
司法省がアンドリュー元王子の写真を公開した(写真/Getty Images)
《白シャツ女性に覆いかぶさるように…》エプスタイン・ファイルで新公開されたアンドリュー元王子とみられる人物の“近すぎる距離感の写真” 女性の体を触るカットも
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
【2・8総選挙「大阪1〜10区」の最新情勢】維新離党の前職が出た2区、維新前職vs自民元職vs野党候補の5区で「公明党票」はどう動くか
NEWSポストセブン
なぜ実の姉を自宅で監禁できたのか──
《“お前の足を切って渡すから足を出せ”50代姉を監禁・暴行》「インターホンを押しても出ない」「高級外車が2台」市川陽崇・奈美容疑者夫妻 “恐怖の二世帯住宅”への近隣証言
NEWSポストセブン
東京拘置所(時事通信フォト)
〈今年も一年、生きのびることができました〉前橋スナック銃乱射・小日向将人死刑囚が見せていた最後の姿「顔が腫れぼったく、精神も肉体もボロボロ」《死刑確定後16年で獄中死》
NEWSポストセブン
間違いだらけの議事録は「AIのせい」(写真提供/イメージマート)
《何でもAIに頼る人たち》会社員女性が告白「ケンカの後、彼から送られてきた”彼女の方が悪い”とAIが回答したスクショ」ほどなく破局
NEWSポストセブン
国際ジャーナリスト・落合信彦氏
国際ジャーナリスト・落合信彦氏が予見していた「アメリカが世界の警察官をやめる」「プーチン大統領暴走」の時代 世界の“悪夢”をここまで見通していた
NEWSポストセブン
高市早苗首相(時事通信フォト、2025年10月15日)
《頬がこけているようにも見える》高市早苗首相、働きぶりに心配の声「“休むのは甘え”のような感覚が拭えないのでは」【「働いて働いて」のルーツは元警察官の母親】 
NEWSポストセブン
ジェンダーレスモデルの井手上漠(23)
井手上漠(23)が港区・六本木のラウンジ店に出勤して「役作り」の現在…事務所が明かしたプロ意識と切り開く新境地
NEWSポストセブン
元日に結婚を発表した女優の長澤まさみ(時事通信フォト)
長澤まさみ「カナダ同伴」を決断させた「大親友女優」の存在…『SHOGUN』監督夫との新婚生活は“最高の環境”
NEWSポストセブン
国際ジャーナリスト・落合信彦氏
【訃報】国際ジャーナリスト・落合信彦氏が死去、84歳 独自の視点で国際政治・諜報の世界を活写 
NEWSポストセブン
薬物で急死した中国人インフルエンサー紅紅(左)と交際相手の林子晨容疑者(右)(インスタグラムより)
「口に靴下を詰め、カーテンで手を縛り付けて…」「意識不明の姿をハイ状態で撮影」中国人美女インフルエンサー(26)が薬物で急死、交際相手の男の“謎めいた行動”
NEWSポストセブン