今年6月、白内障の手術を受けられた美智子さま(撮影/横田紋子)

 平成から令和へと変わり、上皇后となられた美智子さま。4月30日、皇居・松の間で行われた「退位礼正殿の儀」では、ある異変が見られた。

「儀式を終え、上皇陛下に続いて退出口へと歩き始めた時、前を行く陛下が、ゆっくりと歩かれる美智子さまの方をおもむろに振り向かれ、手をさしのべられたのです。実はその日は、美智子さまは全身に激痛を感じ、歩くのもままならない状態でした。しかし、儀式をつつがなく終えるために痛みに耐え、その日を乗り越えられたのでしょう」(皇室記者)

 御代がわり以降、美智子さまは実際に幾度も体調を崩された。6月の検査では中度の心臓の弁の逆流症や不整脈の所見も認められた。同月には白内障の手術を2度にわたって受けられた。現在は体重が激減し、体力の低下も見られるという。

 美智子さまは8月2日、宮内庁病院にて悪性が疑われる左胸の腫瘍の精密検査を受けられた。その直前、美智子さまのお姿を見た関係者が語る。

「もともと色白のお顔がいつも以上に白く、顔色が優れないように感じました。また、一目でわかるほどに、右足を引きずられていた。皇后時代の公務では見たことのない、歩きやすいパンプスを履き、お体への負担を少なくしようとされているようでした」

 次第にお体の軋みが明らかとなってきた美智子さま。ただ、皇后時代にはご健康だったというわけではない。

「美智子さまはもともと、心臓や目のご病気を抱えながら公務に臨んでこられました。それでも、ご自分のお体よりも公務を優先され、退位まで治療を先延ばしにしてこられたんです」(皇室ジャーナリスト)

 7月12日、乳腺の超音波(エコー)検査で胸に腫瘤が見つかった後、精密検査が行われ、乳がんが見つかった。ステージ(進行度)は未公表だが、比較的早期の発見で、転移の可能性は低いとみられる。

 手術は8月下旬の長野県軽井沢町や群馬県草津町での静養で体力の回復を図った後に、臨まれることになる。

※女性セブン2019年9月5日号

関連記事

トピックス

大谷が語った「遠征に行きたくない」の真意とは
《真美子さんとのリラックス空間》大谷翔平が「遠征に行きたくない」と語る“自宅の心地よさ”…外食はほとんどせず、自宅で節目に味わっていた「和の味覚」
NEWSポストセブン
歌手・浜崎あゆみ(47)の上海公演が開催直前で突如中止に
《緊迫する日中関係》上海の“浜崎あゆみカフェ”からポスターが撤去されていた…専門家は背景に「習近平への過剰な忖度」の可能性を指摘
NEWSポストセブン
逮捕された村上迦楼羅容疑者(時事通信フォト)
《闇バイト強盗事件・指示役の“素顔”》「不動産で儲かった」湾岸タワマンに住み、地下アイドルの推し活で浪費…“金髪巻き髪ギャル”に夢中
NEWSポストセブン
「武蔵陵墓地」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年12月3日、撮影/JMPA)
《曾祖父母へご報告》グレーのロングドレスで参拝された愛子さま クローバーリーフカラー&Aラインシルエットのジャケットでフェミニンさも
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《約200枚の写真が一斉に》米・エプスタイン事件、未成年少女ら人身売買の“現場資料”を下院監視委員会が公開 「顧客リスト」開示に向けて前進か
NEWSポストセブン
指示役として逮捕された村上迦楼羅容疑者
「腹を蹴れ」「指を折れ」闇バイト主犯格逮捕で明るみに…首都圏18連続強盗事件の“恐怖の犯行実態”〈一回で儲かる仕事 あります〉TikTokフォロワー5万人の“20代主犯格”も
NEWSポストセブン
海外セレブの間では「アスレジャー
というファッションジャンルが流行(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《広瀬すずのぴったりレギンスも話題に》「アスレジャー」ファッション 世界的に流行でも「不適切」「不快感」とネガティブな反応をする人たちの心理
NEWSポストセブン
遠藤敬・維新国対委員長に公金還流疑惑(時事通信フォト)
《スクープ》“連立のキーマン”維新国対委員長の遠藤敬・首相補佐官が「秘書給与ピンハネ」で税金800万円還流疑惑、元秘書が証言
NEWSポストセブン
2018年、女優・木南晴夏と結婚した玉木宏
《ムキムキの腕で支える子育て》第2子誕生の玉木宏、妻・木南晴夏との休日で見せていた「全力パパ」の顔 ママチャリは自らチョイス
NEWSポストセブン
雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
《雅子さま、62年の旅日記》「生まれて初めての夏」「海外留学」「スキー場で愛子さまと」「海外公務」「慰霊の旅」…“旅”をキーワードに雅子さまがご覧になった景色をたどる 
女性セブン
ケンダルはこのまま車に乗っているようだ(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
《“ぴったり具合”で校則違反が決まる》オーストラリアの高校が“行き過ぎたアスレジャー”禁止で波紋「嫌なら転校すべき」「こんな服を学校に着ていくなんて」支持する声も 
NEWSポストセブン
24才のお誕生日を迎えられた愛子さま(2025年11月7日、写真/宮内庁提供)
《12月1日に24才のお誕生日》愛子さま、新たな家族「美海(みみ)」のお写真公開 今年8月に保護猫を迎えられて、これで飼い猫は「セブン」との2匹に 
女性セブン