識者が選んだ「夢の日本代表」はコレだ
◆ロックにNBA・渡邊雄太
神戸製鋼で日本選手権7連覇を達成し、日本代表キャップ数30を誇る大八木淳史氏も「左プロップは貴景勝」という意見で一致。
「右プロップは体格、身体能力に加え、負けん気の強そうな中田翔(日本ハム)を見てみたい。フッカーには足技も使える柔道から阿部一二三。最近はケガに苦しんでいるが、若くして世界の頂点に立った技のキレは素晴らしい」
続いて「左右ロック」のセカンドロー。ラインアウトでジャンパーとして地上4mの空中戦を繰り広げるため、長身の選手が務める。前出・生島氏がいう。
「左ロックは走り高跳びの日本記録保持者・戸邉直人を持ってきましょう。194cmの長身で、跳躍力も申し分ない。右ロックはバスケ日本代表から、206cmの体格でコートを縦横無尽に走り回るNBAメンフィス・グリズリーズの渡邊雄太を使いたい」
現役時代は188cmの巨体でロックとして活躍した大八木氏は、長身の野球選手コンビを提案する。
「左ロックを藤浪晋太郎(阪神)、右ロックをダルビッシュ有(カブス)の2m級コンビ。このくらい大きくて動ける選手だとスクラムが安定するし、ラインアウトでのボールキャッチも安心できる」
最後列の側面からスクラムに加わるのは「左右フランカー」。パワーに加え、いつでも飛び出せる俊敏性や持久力が求められるため、別掲図の通り本田圭祐(サッカー)や瀬戸大也(水泳)などスタミナが求められる競技からの人選となった。