「視野が広くてクレバーな大型バックスは魅力的です。大谷なら右フランカーとの“二刀流”もいける」
大八木氏は「運動能力に加え、強いメンタルでチームを支えられる」との理由で左センターに格闘技の那須川天心、右センターにテニスの錦織圭を挙げた。
◆サニブラウンは右ウイング
「左右ウイング」は、味方がつないだボールでトライを狙う。スピードが求められるだけに、陸上のトップ選手が第一候補だ。
「桐生祥秀が左ウイング。細かいところに入っていくのでダッシュ力のある桐生を置く。比較的ロングスプリントが多くなる右ウイングは後半の加速があり、200mも走れるサニブラウン・ハキームがいい」(生島氏)
一方で、ラグビージャーナリストの村上晃一氏は「左ウイングには“日本人3人目の9秒台”を出した小池祐貴、右ウイングに桐生。線が細いタイプよりも筋肉質で重心を低くして走れるほうがいい。腰高の選手はタックルに弱い」とし、豊富なスプリンター陣から誰を選ぶかが“贅沢な悩み”になるようだ。
最後方に位置する「フルバック」は防御ラインの最後の砦。キックで陣地を挽回する役割も担う。前回大会では五郎丸歩が務めた。
キック力を重視する生島氏が「サッカーのセンターバックがいい。吉田麻也(サウサンプトン)が適任」とするのに対して大八木氏は、ゴルフの石川遼だという。