ただ、そんなジャニーさんも、若い時は割り切れない感情を吐露することもあった。郷ひろみが事務所を移籍した時だ。ジャニーさんは、当時の苦しい心境を振り返り、『AERA』(1997年3月24日号)のインタビューでこう語っている。
《あの時、タレントのマネジメントで神経を使い過ぎて、体調を崩していた。病院へ行ったら、十二指腸潰瘍の末期だって。3か月入院している間に移籍しちゃった。いい教訓ではありますよね。
そうか、これだけ手取り足取り一生懸命やっても、結果的には赤の他人だと。あのまま移籍しなかったら、神経が完全にいかれてたと思う。休養を取って一からやりなおそうって》
こうした経験やつらい出来事を経て、ジャニーさん自身もタレントとともに成長してきたのかもしれない。
※女性セブン2019年9月19日号