芸能

東出昌大がCMで歯ブラシ姿に 役者業にもプラス効果生むワケ

『ピュア!~一日アイドル署長の事件簿~』では浜辺美波と共演した東出昌大

 俳優・東出昌大が演じるユニークなCMが話題だ。東出が扮しているのはなんと歯ブラシ。これまでのイメージにはない一風変わった役柄への挑戦に何か狙いが? コラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 東出昌大、ついにこの域に達したか…と納得したみなさんも多いことと思うサンスター「GUMデンタルブラシ つよゴシとよわゴシ篇」CM。

 毛先の細い歯ブラシにも強腰と弱腰があり、強腰のほうが、歯周病の大敵プラークをしっかり除去できることをアピールするこのCMで、東出は歯ブラシに植えられた青と白、二色の「つよゴシの毛」になっているのである。その姿は、青い毛では、全身ぴかぴかスカイブルーのシャツとパンツに頭も同じ色、白いバージョンも同じく頭からつま先(プラスチックの歯ブラシにはまっている)まで白い。

それですらりと頭上に伸ばした手のひらを合わせてとんがったポーズになれば、おお、確かに毛先が細い歯ブラシの毛の形。もちろん、毛はたくさん植えられているので、数えきれない(コツコツ数えれば数えられるんでしょうけど)青と白の東出がいる!!

 隣には「どーせ、俺らはよわゴシですよ」とすねた顔の全身真っ白の児嶋一哉がでれっとした感じのひとり弱腰の毛集団に。そして、ふたりは逆立ちして歯磨き中の毛になって、プラークの取れ方に差ができることを人間模型のごとく見せるのである。

 擬人化した動物とか妖怪とか、二枚目俳優が奇抜な役を演じて話題になることはしばしばあるが、今回のように「商品そのもの」になりきるというのは、なかなかない。CGも当たり前の昨今、俳優が逆立ちして汚れをとって見せるという画像は、逆に新鮮だ。

 東出昌大といえば、朝ドラ『ごちそうさん』で杏の相手役を演じて人気俳優となり、大河ドラマ『花燃ゆ』では若くして散った秀才・久坂玄瑞、『精霊の守り人』シリーズでは、ヒロインを支える実直な幼なじみを演じ、まじめなお兄さんといった印象が強かった。それが妻に浮気され、だんだん怖い顔になっていく夫を演じた『あなたのことはそれほど』、やめるやめるといいながら詐欺集団の一員ボクちゃんとして映画監督やら男性コスメ企業トップやらあっと驚く変装をして相手をだます『コンフィデスマンJP』などで、クセのある演技を披露。

関連記事

トピックス

ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
超音波スカルプケアデバイスの「ソノリプロ」。強気の「90日間返金保証」の秘密とは──
超音波スカルプケアデバイス「ソノリプロ」開発者が明かす強気の「90日間全額返金保証」をつけられる理由とは《頭皮の気になる部分をケア》
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
初代優勝者がつくったカクテル『鳳鳴(ほうめい)』。SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(右)をベースに日本の春を象徴する桜を使用したリキュール「KANADE〈奏〉桜」などが使われている
《“バーテンダーNo.1”が決まる》『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』に込められた未来へ続く「洋酒文化伝承」にかける思い
NEWSポストセブン