「ただし、2戦、3戦と連勝したチームは平成の30年で13例あります。そのうち、3連勝から4連敗した1989年の近鉄を除いた12例は全て日本一になっています」
全て挙げてみると、巨人を4タテした1990年の西武、ヤクルトと激闘を演じた1992年の西武、長嶋茂雄監督が初の日本一に輝いた1994年の巨人、ID野球でイチローを封じた1995年のヤクルト、神戸に初の栄冠をもたらした1996年のオリックス、原監督初の日本一を4タテで飾った2002年の巨人、4試合で33得点を奪った2005年のロッテ、新庄剛志フィーバーに沸いた2006年の日本ハム、山井大介・岩瀬仁紀が「継投による完全試合」を達成した2007年の中日、星野仙一監督が宙に舞った2013年の楽天、秋山幸二監督が有終の美を飾った2014年のソフトバンク、DeNAを退けた2017年のソフトバンクという12例が残っている。このデータを見る限り、2戦目と3戦目に連勝すれば、日本一を手繰り寄せる確率がグッと上がるようだ。