「別に」を連発した沢尻は今後どうなる?(2007年9月、『クローズド・ノート』初日舞台あいさつで)

「2009年、沢尻さんは所属事務所を契約解除になりました。この時、事務所が行った尿検査で大麻の陽性反応が出て、本人も大麻使用の事実を認めたと一部で報じられました。その後の彼女は2012年に映画『へルタースケルター』で女優復帰してから“改心”してCMや映画などで活躍していただけに、今回の逮捕に関係者は大きなショックを受けています」(前出・沢尻の知人)

 逮捕による負の影響は甚大だ。沢尻が出演するCMは軒並み差し替えとなって各社のウエブサイトから削除され、主要キャストを務めたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』は代役で撮り直しを検討中。違約金の総額は5億円以上ともいわれ、いくら売れっ子女優だった沢尻でも返済は困難を極める。

 なぜなら芸能界復帰のハードルは非常に高いからだ。

 これまで違法薬物で逮捕された後に復活を遂げた例はあるが、多くはミュージシャンだ。

「ミュージシャンはライブなどで活動できますが、俳優は活躍の場が主にテレビで、一般視聴者が抱く負のイメージが払拭できないとなかなか復帰できません。今年3月にコカイン使用で逮捕されたピエール瀧(52才)は、ミュージシャンとしては今後も活動できるでしょうが、俳優業は難しいでしょう」(芸能関係者)

 高額収入は有名女優だから実現できるものだが、その立場に返り咲けないとしたら、沢尻は5億円もの負債をどう返済するのだろうか。

「過去の例を見ると、所属事務所が立て替えるケースがほとんどだと聞きます。一方で、芸能人本人が自己破産して返済不能になることもあるとか。沢尻さんの場合、どんな選択をされるのかわかりませんが、いずれにせよ、多くの関係者を苦しめることになる」(前出・芸能関係者)

 犯した過ちの大きさを、沢尻はこれから知ることになる。

※女性セブン2019年12月5・12日号

自己破産の可能性も(2010年5月、「ガールズアワードで」)

関連記事

トピックス

夜の街にも”台湾有事発言”の煽りが...?(時事通信フォト)
《“訪日控え”で夜の街も大ピンチ?》上野の高級チャイナパブに波及する高市発言の影響「ボトルは『山崎』、20万〜30万円の会計はざら」「お金持ち中国人は余裕があって安心」
NEWSポストセブン
東京デフリンピックの水泳競技を観戦された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年11月25日、撮影/JMPA)
《手話で応援も》天皇ご一家の観戦コーデ 雅子さまはワインレッド、愛子さまはペールピンク 定番カラーでも統一感がある理由
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《ドッグフードビジネスを展開していた》大谷翔平のファミリー財団に“協力するはずだった人物”…真美子さんとも仲良く観戦の過去、現在は“動向がわからない”
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
悠仁さま(2025年11月日、写真/JMPA)
《初めての離島でのご公務》悠仁さま、デフリンピック観戦で紀子さまと伊豆大島へ 「大丈夫!勝つ!」とオリエンテーリングの選手を手話で応援 
女性セブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(読者提供)
《足立暴走男の母親が涙の謝罪》「医師から運転を止められていた」母が語った“事件の背景\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\"とは
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン