ここに、芸能人の薬物事件が多い理由の1つがある。人脈社会である芸能界において、交友関係に“その手の人”が少なくないということだ。2005年には浜崎あゆみの元バックダンサーが大麻所持で捕まった。一歩間違えれば、道連れにされてしまうような人脈が、すぐそばにあるのだ。
沢尻が逮捕前日に参加していたクラブイベントの関係者は、業界ではプッシャー(売人)として知られていた。
「クラブ=薬物というわけではないのですが、クラブ文化の聖地に、スペインのイビサ島があります。ヒッピー文化の代表地としてユネスコの世界遺産に認定された美しい島で、一年中クラブイベントが開かれている。そこでは、大麻やLSD、MDMAが普通に販売されていて、半ば合法化されている。イビサ島で薬物を“初体験”し、快感が忘れられずに日本でも使用してしまう人も少なくないそうです」(イベント関係者)
※女性セブン2019年12月19日号