リーマンショックというバブル崩壊後、世界経済は中国の驚異的な投資で復活を果たしたが、中国はたった2年間で米国が20世紀に消費したセメントの1.45倍を消費した。そしてその投資の一部は、いま廃墟と化している。大変な環境破壊だ。本書で驚くのは、マルクスは、そうした事態までも予見していたということだ。
正直言って、本書は資本論ほどではないにしろ、やはり難解だ。しかし、時間がある程度取れる今こそ、ぜひ読んでほしい。世界の危機的状況がわかるはずだ。
※週刊ポスト2020年1月3・10日号
リーマンショックというバブル崩壊後、世界経済は中国の驚異的な投資で復活を果たしたが、中国はたった2年間で米国が20世紀に消費したセメントの1.45倍を消費した。そしてその投資の一部は、いま廃墟と化している。大変な環境破壊だ。本書で驚くのは、マルクスは、そうした事態までも予見していたということだ。
正直言って、本書は資本論ほどではないにしろ、やはり難解だ。しかし、時間がある程度取れる今こそ、ぜひ読んでほしい。世界の危機的状況がわかるはずだ。
※週刊ポスト2020年1月3・10日号