大相撲観戦にて、貴賓席に立たれたご一家は、割れんばかりの拍手で迎えられた(1月25日、東京・墨田区 撮影/JMPA)

 さまざまな行事でにこやかに関係者と会話を交わされ、特に海外要人とも通訳を介さずにコミュニケーションを取られる雅子さまの姿は大きく報道されてきた。それだけに、雅子さまが直接、国民に語りかける言葉を聞きたいという期待の声は大きい。

 雅子さまが近いうちに会見に出てこられるチャンスは、前例に従えば3度あるはずだった。1つ目が、前述の天皇誕生日の会見。2つ目が、平成時代にも上皇上皇后両陛下が出席して行われた「即位に際しての会見」。3つ目が、今春予定されているイギリス公式訪問に際しての会見だ。

 実は、この3つの機会のすべてに、雅子さまが出席されない可能性が高いという。

「誕生日会見に雅子さまが出席されないことは宮内庁内で内々に決まっています。また、今回の誕生日会見は即位後に初めて行われる会見ということで、宮内庁の担当記者だけでなく、『日本記者クラブ』や『日本外国特派員協会』などに所属する報道機関も出席の意向を示しています。つまり、平成の時には行った『即位に際しての会見』は、宮内庁としては今回の誕生日会見に含まれると見なして、特別に行わない方針のようなのです」(前出・宮内庁関係者)

 天皇皇后両陛下や皇太子ご夫妻のお立場であれば、慣例的に海外公式訪問前には会見を開いてこられた。しかし、上皇上皇后両陛下は「ご高齢」を理由に、2007年のヨーロッパ諸国ご訪問以降は会見をされていない。天皇皇后両陛下もオランダ国王戴冠式(2013年)やトンガ国王戴冠式(2015年)の際は会見を行っていない。

「今春のイギリス訪問でも、スケジュールの多忙や、雅子さまが病気療養中であることなどを理由に、会見は陛下おひとりで臨まれるか、会見自体が行われない方向で調整されているようです」(前出・宮内庁関係者)

 雅子さまが肉声を届けられる機会は失われようとしている。

※女性セブン2020年2月13日号

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