ネット上では当初、批判的なコメントは削除されていたが、発表当日中に2人のアイドルキャラクター自体が削除された。
党宣伝部は世論誘導について、各機関に対して「一方有難、八方支援(どこかに困難があれば四方八方から支援する)という愛の精神」や「英雄人物、英雄都市」などのテーマで「感動的な物語」を書くべきで、「ネガティブな世論を打ちくだき、ポジティブな宣伝で今回の『疫病戦争』に臨むべきだ」と指示を出している。
その一方で、党宣伝部が新型肺炎についての外国メディアの報道に神経質になっており、取り締まりを強化。米経済紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』が中国当局の新型肺炎への対応を批判する記事「中国は真のアジアの病人」を発表すると、中国政府は今月19日、同紙の中国駐在記者3人の記者証を取り消し、国外退去処分を下すなど厳しい姿勢で臨んでいる。