スポーツ

門田博光氏 新人時代、「王さん野村さんに反発した」思い出

門田氏も「3悪人」の1人(写真/共同通信社)

「『南海の3悪人』に指導者として育てていただいた」──84歳で亡くなった野村克也氏は生前、本誌・週刊ポストのインタビューでよく、そう語っていた。監督として通算1565勝をあげた野村氏が初めて指揮を執ることになったのは1969年オフ。34歳の若さで南海のプレイング・マネージャーに就任した時のことだ。当時を振り返り、「江本(孟紀)、門田(博光)、江夏(豊)。この3悪人が部下になるのを経験したら、あとは誰が部下になっても、少々変わり者だろうが、怖いものはない」と話していた。1969年のドラフト2位で南海に入団した門田博光氏(72)は野村氏のもとでの7年間で開花し、その後も40歳で本塁打王・打点王を獲得して「不惑の大砲」と呼ばれた。門田氏は、テレビ速報で訃報を知ったという。

 * * *
 最初は同姓同名の別人のことかと思いましたよ。カネさん(金田正一氏)のお別れの会でも元気な姿でしたから、驚きました。

 え、江本さんと江夏からも話を聞いた? 悪人ばっかりですやん(苦笑)。野村さんはピッチャーを叱ることはないが、バッターのボクは本当によく怒鳴られました。

〈門田氏は1年目から開幕2番ライトで起用されるが、ケガもあり、年間を通じた活躍はできなかった。2年目は主に3番を打ち、3割、31本塁打、120打点で打点王を獲得した。〉

 野村さんはボクを2番バッターに育てたかったようですが、バントの練習をしても全くできない。それで3番になりました。

 当時、4番だった野村さんからは「オレの前にランナーで出ればええ」と言われ、大振りすると怒られました。

 ボクは体が小さいから全身を使って振って、ホームランを狙っていた。野村さんはそんなボクを見て、巨人とのオープン戦で王(貞治)さんのところに連れていったんです。

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン