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2020.04.09 16:00  NEWSポストセブン

コロナで再び注目のラジオ 少人数で制作でき、リスナーと絆も

ラジオが再び見直されている(写真/ゲッティイメージズ)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、新型コロナウイルスの拡大でラジオ局がどう対応しているかについて。

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 新井恵理那を新MCに据えて新たなスタートをきったばかりの『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)は、当面の間、レギュラーのアナウンサー陣を5人ずつAチーム、Bチームに分けて放送していくと発表。また、『とくダネ!』(フジテレビ系)のMC、小倉智昭氏が8日から、「自身がリスクある高齢者なので」と自宅書斎からテレワーク出演しているのをはじめ、専門家ゲストが増加の一途を辿る『バイキング』(同)も今週からテレワークを活用。8日は松嶋尚美がテレワーク出演、ホラン千秋は欠席、来週は逆になるというように工夫をしている。

 生ワイドのみならず、4月開始の連続ドラマの初回がずれ込んだり、各局、バラエティー番組の収録やロケの一定期間中止を発表している。

 テレビの現場はこの10日ほどで大きく様変わりした。まずは収録番組の無観客が当たり前となり、続いて、タレントに同行するマネジャーやヘアメイク、スタイリストらの人数制限が行われるようになった。

 それまでテレビ局の収録現場というのは、まさに「3密」で、スタジオもサブ(副調整室)も前室も合わせると100人以上がひしめき合っているのが常だった。

 が、各局の収録中止が発表になる直前、スタッフの数は3分の1程に抑えられたし、高齢だったり持病のあるフリーランスのスタッフには「こちら(番組側)からお願いして休んでもらっている」とも聞いた。

◆テレビは地方局が東京からの“移動”を制限

 もう一つ、今週から大きく変わったのは、地方局の生ワイドだ。お笑い芸人をはじめ、現役を引退したアスリートや文化人などが東京から新幹線や飛行機を利用してローカル局に多数出演していた近年。だが、それが概ねストップに。テレワーク出演やテレピック出演(電話出演)に切り替わった。

 ではスタジオにはMCしか居ないのかというとそうではない。ローカル局の生ワイドには、必ずと言っていいほど地元出身のタレントが出演しているので、彼らは通常営業。住まいが東京にある者の中には、状況が変わる直前、実家に帰省して、そこから通っている出演者もいる。

 だが、九州を拠点に活動しているお笑いタレントのゴリけんが新型コロナウイルス陽性に。彼が曜日レギュラーだった『今日感テレビ』(RKB毎日放送)が2週間、番組を休止するという判断を下したことには、賢明であり素早い判断だとはいえ、正直、驚いた。スタッフが在京局ほど多くはない地方局では、濃厚接触者を自宅待機にすると、制作する人数が足りなくなってしまう…ということなのかもしれない。

◆スタジオ内に早々にアクリル板をとりつけたラジオ局

 それでは、スタッフがテレビのローカル局よりもさらにヒトケタ少ないラジオ局の現在はどうなっているのだろう。

 いち早く、スタジオ内にアクリル板を取り付けたことが報じられたのはニッポン放送だ。ラジオのスタジオは小さく、複数のパーソナリティや放送作家が向かい合ったり、隣りあわせになって“密着”しているため、彼らの間に透明のアクリル板を設置し、互いの飛沫が付かないようにしたのだ。

 テレビのスタジオ同様、ラジオのスタジオにも分厚い防音扉があるが、いまは開放して放送している番組もあるし、これまたテレビの生ワイド同様、別のフロアや会議室などから番組出演ができるような措置もとられている。つまり、いわゆるソーシャルディスタンスは驚くほど、しっかり保たれているのである。

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