生活衛生議連は理容、美容に加えて興行、旅館、飲食業、喫茶などコロナでとくに深刻な影響を受けている16業種の組合が支持基盤で、会長の伊吹文明・元衆院議長、副会長の鈴木俊一・元五輪相らメンバーに自民党重鎮が名を連ねる。感染対策に対しても政府に業界への支援を訴えてきた。
安倍首相も父・晋太郎氏以来、地元・山口の理容組合と関係が深いと報じられ、官邸に表敬訪問を受けたこともある(「理美容ニュース」)。
小池氏の休業要請方針は、安倍首相や自民党実力者からすると「俺たちの票田を潰すつもりか」と見えたはずだ。
※週刊ポスト2020年4月24日号