当初、佐藤はオファーに難色を示していたという。しかし、若い女性からは人気があるものの、中高年女性にはまだ知名度が高くないという自覚があり、幅広い年齢層が見ている朝ドラへの出演を決断したそうだ。
「佐藤さんのお母さんがドラマを見て、『律のイメージは健そのもの』とうれしそうに話していたそうなんですよ。口数が少なく、自分の気持ちを表現するのが上手なタイプではないところがそっくりだそうです。『母が喜んでくれたので、出演してよかった』と佐藤さんも言っていました」(別のテレビ局関係者)
『半分、青い。』をめぐり、佐藤に大感激した年上の女性がもう1人いる。それが、前出の北川さんだ。
「撮影中も、佐藤さんと北川さんはLINEでやり取りを重ねていたんです。その中で、佐藤さんが『この作品を北川さんの代表作にします』と伝えたそうなんですよ。北川さんの代表作といえば、『愛していると言ってくれ』(TBS系)や『ロングバケーション』(フジテレビ系)など、1990年代の名作が多い。佐藤さんには『出演するからには多くの人から支持される最高の作品にして恩返ししたい』という思いがあったそうです」(前出・テレビ局関係者)
宣言どおり、北川さんの期待に応え、佐藤は視聴者の心を揺さぶる名演を見せた。
◆LINEは全チェックのマメさ
最近、佐藤のファンの間で大きな話題を呼んでいるのが、彼の公式LINEだ。芸能人の公式LINEは、出演情報などが一方的に送られてくるものが多いのだが、佐藤の場合は一線を画している。
「佐藤くんの公式LINEは、登録すると、《ひま?》とか《こっちはずっと映画を撮っていたよ》など、リアルなメッセージが送られてくるんですよ。『私、佐藤くんとつきあってたんだっけ』って錯覚して、思わず返信しちゃうほど。しばらく既読スルーされることもあるんですけど、それがまた本物の彼氏っぽくて、すっかりハマってます」(佐藤のファン)
実は、このLINEメッセージ、佐藤本人がファンからの返信もマメにチェックしているというから驚きだ。
「仕事の合間や移動中など、疲れていてもかなりの頻度でLINEの返信に目を通しています。なるべく多くの人のやりとりと辻褄が合うように工夫してメッセージを考えることが多いみたいですよ」
ルックス、演技力、ファン対応。すべてを兼ね備えた国民のカレシは、今後私たちにどんな喜びと驚きを与えてくれるのだろうか。
※女性セブン2020年4月23日号