国内

雅子さま、即位後初の「御養蚕始の儀」出席へ 5月初旬からか

御所で”ステイホーム”を徹底されているという。写真は昨年12月、東京・港区にて(撮影/JMPA)

 立春、春分など、季節の変わり目を表す言葉「二十四節気」。なかでも、5月下旬から6月上旬までの「小満(しょうまん)」は、あらゆるものに生命力が満ちる季節とされる。特に小満の始まりは「蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)」と呼ばれ、蚕が桑の葉を盛んに食べて成長する時期だという。

 養蚕に取り組むことは、代々の皇后にとって重要な務めだとされてきた。日本古来の産業である養蚕に、国民の先頭に立って取り組むことで、国全体の活力をあげる目的があるそうだ。雅子さまはこのほど、皇后になられて初めての「御養蚕始の儀」へ出席を決められたという。

「ご養蚕は皇居・紅葉山にある御養蚕所で作業に取り組むもので、今年は5月初旬から始められるそうです。

 雅子さまは昨年7月、収繭(しゅうけん)作業見学のために御養蚕所を訪問予定でしたが、直前に取りやめられたことがありました。しかし、今年は御養蚕始の儀から取り組まれるそうです。それだけご体調が整っていると同時に、新型コロナウイルスで大変な時期だけに、国民に対して皇后の務めを果たしたいという思いが強いのでしょう」(宮内庁関係者)

《私たち皆がなお一層心を一つにして力を合わせながら、この感染症を抑え込み、現在の難しい状況を乗り越えていくことを心から願っています》──4月28日、宮内庁ホームページに「新型コロナウイルスに関する天皇陛下のご発言」が掲載された。同月10日、専門家からご進講を受けられた際のおことばだ。

 陛下は、2月の誕生日会見と3月の愛子さまの学習院女子高等科卒業にあたってのご感想でコロナ禍について触れられた。それに続く“第3弾”のお気持ち表明となる。

「いままでご進講の様子は公にされておらず、今回のように陛下のご発言がつまびらかにされることは異例中の異例です。新型コロナへの国民の苦しみを目の当たりにされ、ご自分の言葉で国民に訴えかけたいというお気持ちを持たれたのでしょう。

 一部には陛下のビデオメッセージを望む声もあります。しかし、それにはタイミングの見極めや、政府との調整が必要です。切迫した状況のいま、できる形でとにかく早く、国民にお気持ちを伝えられる方法を選ばれたのだと思います」(皇室ジャーナリスト)

関連記事

トピックス

役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さんが今も築地本願寺を訪れる理由とは…?(事務所提供)
《笑福亭笑瓶さんの月命日に今も必ず墓参り》俳優・山口良一(70)が2年半、毎月22日に築地本願寺で眠る亡き親友に手を合わせる理由
NEWSポストセブン
高市早苗氏が首相に就任してから1ヶ月が経過した(時事通信フォト)
高市早苗首相への“女性からの厳しい指摘”に「女性の敵は女性なのか」の議論勃発 日本社会に色濃く残る男尊女卑の風潮が“女性同士の攻撃”に拍車をかける現実
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
浅香光代さんと内縁の夫・世志凡太氏
《訃報》コメディアン・世志凡太さん逝去、音楽プロデューサーとして「フィンガー5」を世に送り出し…直近で明かしていた現在の生活「周囲は“浅香光代さんの夫”と認識しています」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン
温泉モデルとして混浴温泉を推しているしずかちゃん(左はイメージ/Getty Images)
「自然の一部になれる」温泉モデル・しずかちゃんが“混浴温泉”を残すべく活動を続ける理由「最初はカップルや夫婦で行くことをオススメします」
NEWSポストセブン
シェントーン寺院を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
《ラオスご訪問で“お似合い”と絶賛の声》「すてきで何回もみちゃう」愛子さま、メンズライクなパンツスーツから一転 “定番色”ピンクの民族衣装をお召しに
NEWSポストセブン