ライフ

コロナを境にキャバクラ断ちを決意した42歳独身男の次の一手

週3でキャバクラに通っていた男性が、コロナ渦で直面した現実と決断とは(イメージ)

 緊急事態宣言は解除されたが、もはやコロナ前には戻れない、と感じている人も多いのではないだろうか。キャバクラ通いが趣味だったという40代男性の男性が、コロナ禍を機に、キャバクラ断ちを決意した。その理由とは。コロナがもたらしたものについて考える。

※ ※ ※

◆週に5万のキャバクラ代

 貴司(たかし)さんは都内の不動産関係の会社に勤める42歳、独身。結婚願望がないわけではないが、無理にすることもないと思って生きてきた。結婚したものの、愚痴をこぼしてばかりいる友人を見てきたし、何より、自分は結婚に向いてないだろうと思ってきた。

「彼女がいたこともあるんですが……、僕、コミュ障みたいで。女の子は好きなのに、コミュニケーションが上手くとれないんですよ。女の子の考えてることって、よくわからない。言ってることと思ってることがけっこう違ったりするじゃないですか。あと、僕にとって、どうでもいいことを気にしてて意味不明だなあとか。そう思ってると、だいたい数年して、フラれるんです」

 と言うものの、貴司さんは明るくお酒を飲むのも好きで、男性のみならず、女性の飲み友達もいる。そういった距離感が心地よいのと同時に、キャバクラやガールズバー通いが趣味の一つだ。新型コロナウイルスが流行する前は、週に2~3回、キャバクラやガールズバーに通っていたという。

「そういうところで女の子と話すのが気楽で、純粋に楽しい(笑)。それだけです。今は会社の若い子を飲みに誘うのも難しい時代になりましたしね。でも、高級な店には行きません。クラブは論外だし、六本木とか銀座とか、キラキラした街にも行かない。金銭的にも行けないし、あと、緊張して疲れるんですよね。僕が行くのは安い店ばかりです」

 安い店とはいえ、多いときは週5万円ほどを、そうした店に使っていた。決して少なくない金額だと思うが、独身の貴司さんにとって、むろん、自分の稼いだお金はすべて自由に使うことができる。

◆勧誘によって「かえって行く気ゼロ」になった理由

関連記事

トピックス

夜の街にも”台湾有事発言”の煽りが...?(時事通信フォト)
《“訪日控え”で夜の街も大ピンチ?》上野の高級チャイナパブに波及する高市発言の影響「ボトルは『山崎』、20万〜30万円の会計はざら」「お金持ち中国人は余裕があって安心」
NEWSポストセブン
東京デフリンピックの水泳競技を観戦された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年11月25日、撮影/JMPA)
《手話で応援も》天皇ご一家の観戦コーデ 雅子さまはワインレッド、愛子さまはペールピンク 定番カラーでも統一感がある理由
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《ドッグフードビジネスを展開していた》大谷翔平のファミリー財団に“協力するはずだった人物”…真美子さんとも仲良く観戦の過去、現在は“動向がわからない”
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン
被害者の女性と”関係のもつれ”があったのか...
《赤坂ライブハウス殺人未遂》「長男としてのプレッシャーもあったのかも」陸上自衛官・大津陽一郎容疑者の “恵まれた生育環境”、不倫が信じられない「家族仲のよさ」
NEWSポストセブン
悠仁さま(2025年11月日、写真/JMPA)
《初めての離島でのご公務》悠仁さま、デフリンピック観戦で紀子さまと伊豆大島へ 「大丈夫!勝つ!」とオリエンテーリングの選手を手話で応援 
女性セブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(読者提供)
《足立暴走男の母親が涙の謝罪》「医師から運転を止められていた」母が語った“事件の背景\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\"とは
NEWSポストセブン
大谷翔平が次のWBC出場へ 真美子さんの帰国は実現するのか(左・時事通信フォト)
《大谷翔平選手交えたLINEグループでやりとりも》真美子さん、産後対面できていないラガーマン兄は九州に…日本帰国のタイミングは
NEWSポストセブン
高市早苗首相(時事通信フォト)
《日中外交で露呈》安倍元首相にあって高市首相になかったもの…親中派不在で盛り上がる自民党内「支持率はもっと上がる」
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
高市早苗首相の「台湾有事」発言以降、日中関係の悪化が止まらない(時事通信フォト)
「現地の中国人たちは冷めて見ている人がほとんど」日中関係に緊張高まるも…日本人駐在員が明かしたリアルな反応
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン