大阪に戻り、またロックをやるとファンが増えました。音楽しか知らなかった青年が堕落を経験して人として幅ができ、多少の色気も出てきたからじゃないですかね。その後、島田紳助さん、やしきたかじんさん、上沼恵美子さんらに可愛がられ、今に至ります。
『無想花』がヒットし、売れなくなり、僕は初めて大人として成長できたんです。
●まどか・ひろし/1953年、高知県生まれ。『よ~いドン!』(関西テレビ)のレギュラー、『かんさい情報ネットten.』(読売テレビ)のコメンテーター。森昌子の『越冬つばめ』の作曲家。著書に『パニック障害、僕はこうして脱出した』(詩想社)ほか。
【1978年のヒット曲】
『UFO』(ピンク・レディー)/『微笑がえし』(キャンディーズ)/『カナダからの手紙』(平尾昌晃・畑中葉子)/『Mr.サマータイム』(サーカス)/『時間よ止まれ』(矢沢永吉)/『わかれうた』(中島みゆき)
※週刊ポスト2020年6月12・19日号