女性からも広く支持される
一方、『逃げ恥』で「夫」の津崎平匡役を演じた星野源さんはこう分析しています。
「大スターなのに、まったく気取っていないし、話しかけたらフレンドリーに話し返してくれるし、かといって人の領域に踏み込むようなことも決してしない。普通ということを忘れない人」(ドラマ公式HP)
うーん、こちらも鋭い指摘。国民的女優がなかなか「普通ということを忘れない」のは難しいはず。もしそれができるとすれば才能でしょう。
そんなガッキーも31才。女優歴を重ねてきて過去にはジャニーズの“遊び人”との交際報道が出たこともあったし、清純派スキャンダル処女とは言えないのかもしれません。でも、スキャンダルが出た時でさえ、「彼女は悪くない。きっと騙されたんだ。男の方が悪いはず」と勝手に弁護するファンが出現したりする。何が起ころうと透明感を維持し続けているところが、まさにガッキーの真骨頂であり凄い点かもしれません。
つまり、この世の混乱も汚濁もダークサイドも、すべてロンダリング(浄化)してしまうような不思議な力があるのです。まさに泥の中から咲く白い蓮のような浄化作用が。新型コロナ感染拡大という混沌の中で、逃げ恥のガッキーが万人の癒やしになるのはそうした浄化力のせいではないでしょうか。
かつて「山口百恵は菩薩である」と言われましたが、いずれ「ガッキーこそ菩薩である」という言説が出てくるのかもしれません。菩薩とは、現世で苦しむ衆生を救うために、その都度ふさわしい姿に変身して手をさしのべてくれるのですから。
テープカットにはちょっと緊張気味?