33才で奇跡の「復活」。「体と心の魂の調和」とは
「暗中模索している頃、ニューヨーク留学中に知り合った女性が、ハワイのマウイ島にゲストハウスを造ったからと、声をかけてくれたんです。私はハワイには興味がなかったんですけど、ふと、これもご縁だと遊びに行くことにしたんです。
ハワイはパワースポットとして人気ですが、なかでもマウイにはハレアカラという霊峰がある。友人に誘われて、ハレアカラに朝日を見に行ったんです。そうしたら、何か朝日が、すごく“新しい生命”のように感じられて感動し、あふれ出る涙が止まらなくなった。
14才のときから33才のいままで、自分が子供を持つことをすごく拒んで、女性らしい体になることや、子供を持つことに、なぜか恐れを抱いていて、食べることを拒否していた。それが自分の月経を止めていたということが、すごく、感覚的にわかったんですね。“あ、病気というものは全部自分が作り出していたんだ”ということが、言葉ではなく理解できた。そこで意識が変わって、“じゃあ、自分で治していこう”と、決意したんです」
その後、関さんは、自然医学を学ぶため各国を回った。そこで出合ったのがインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」だ。そして関さんにさらなる奇跡が訪れる。
「アーユルヴェーダの先生と、治療と勉強をかねて南インドに行くというツアーがあり、参加したんです。そうしたら、インドに行って3日目に、薬も何ものんでいない状態で、20年ぶりに月経が復活したんです。奇跡が起きたと思いました。2016年1月のことでした。
いままでなかったものが急に来たのでびっくりです。予定外だったので、何も持っていなかったし、とりあえず、『先生、来ました!』って報告したら、みんなが『おめでとう!』って祝ってくれた。医学では説明できないことが起きたんです。
自分でも、何がなんだかわからなかった。先生に『健康とは何だと思いますか?』と聞いたら、『それは、体(ボディー)と心(マインド)と魂(スピリット)が調和していること』だと言われました。まさに、私のことだと思いました」