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配偶者不倫で慰謝料請求は3年有効 離婚はじっくり考えるべき

不倫調査を行う探偵社は年々増えている(写真/PIXTA)

 お笑いコンビのアンジャッシュ・渡部建(47才)は、15才年下の妻・佐々木希(32才)に子育てを押しつけ、複数の女性と“多目的トイレ不倫”にいそしんでいた。

 また、妻・杏(34才)の妊娠期間も含め、約3年間にわたって唐田えりか(22才)と関係を持っていた東出昌大(32才)の不倫も記憶に新しい。タイプは違えど、夫から最悪の仕打ちを受けたはずの佐々木と杏は、まだ結婚生活の解消には至っていない。

 こうした芸能人の不倫報道を受けて、行政書士で男女問題専門家の露木幸彦さんは、「今後、ますます不倫する夫が増えるはず」と警鐘を鳴らす。

「ただでさえ、夏は不倫が増える季節です。今年は特に、新型コロナウイルスの流行による外出自粛で、異性との出会いがなかった。“オンラインデートを重ねて親密になった不倫相手と、初めて直接会ってそのままホテルへ”といったケースが増えるとみています」

 夫の不倫のサインは、日常のちょっとしたところに表れるという。これまで26万件以上の不倫調査を手がけてきた探偵事務所MRの代表・岡田真弓さんはこう言う。

「やたらと仕事が忙しくなったり、トイレへ行くときもゴミ出しに行くときもスマホを手放さなくなり、そのスマホにロックをかけるようになったらかなり怪しい。下着が変わることもありますね。とにかく、日常と違うことが起きたら、疑った方がいい」

 さらに、好みの変化からも“兆候”はわかる。夫婦・家族問題評論家の池内ひろ美さんが言う。

「“どこで覚えたの?”と聞きたくなるような、若者の間で流行っている曲を鼻歌で歌ったり、最近の海外ドラマに詳しくなるケースも多い。不倫相手の影響の可能性が高い」

 こうした兆候に気づいた妻の多くが、「私がいい妻でなかったから」と、自分を責めてしまうという。

「不倫とは、妻にとっては、嘘であり、裏切りであり、人格否定。そんな仕打ちを受けたら、夫を信頼できなくなる。一生許せなくて当然です。それでも、“子供の父親”“親にとっての婿”など、夫が世間と家族の中での役割をきちんと果たしてくれている間は、離婚を考える妻は少ないのです」(池内さん)

 岡田さんは、不倫が発覚した際に離婚するか否かの判断に迷ったら、3年間の冷却期間を設けることをすすめる。

「慰謝料を請求できるのは、不倫発覚から3年間と決まっているからです。その間に愛情を取り戻す努力をしてもいいし、離婚の準備を進めてもいい」(岡田さん)

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