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2020.08.05 07:00  NEWSポストセブン

西松屋はなぜコロナの勝ち組になれたか 理系人材登用が奏功

海外販売にも力を入れるPB商品

 PB商品では新たな展開も見られる。2019年4月から、日本の貿易会社や現地の輸入代理店を通じて、アジア地域の小売チェーンに卸売りを始めた。

 台湾のベビー・子供服チェーン「Les Enphants」(約180店)、ベトナムの日本製品専門店チェーン「さくこ」(約20店)、中国のスーパーマーケット「銀泰西選」(約20店)や香港のドラックストア「ワトソンズ」(約3200店)で衛生雑貨などの販売を始める。

 アジアで展開する商品は、おしりふき、ベビーソープ、玩具といった育児雑貨という範疇のものが多い。アリババグループ傘下の「天猫」へも出店。羽田空港国際線ロビーと国内免税店でもPBを販売している。

 中産階級が増えそうなアジア市場をターゲットに、ダンプカーやスコップなどの砂遊び道具セットや、デニム生地を使った水をはじくベビーカーなどPB商品の品揃えを拡充している。

通常399円のキッズTシャツが「299円」に

 自前のPB開発などコスト削減によって実現した低価格商品の豊富さは、西松屋の最大の武器といえる。

 現在行っている夏のセールでは、通常価格(税別)でも399円と驚くほど安い「ベビー・キッズ半袖Tシャツ」が299円に割引されていたり、通常価格890円の「ベビー・キッズ甚平スーツ」も599円で販売されていたりと、子どもの成長に合わせて頻繁に洋服を買い替えなければならないお母さんたちには嬉しい価格設定だ。

 今後はPB商品のネット通販の底上げを図るため、ネット通販専用の物流2拠点を統合。2021年夏までに自社の通販サイトを立ち上げる。ネット通販比率は2020年2月期はわずか2.5%、35億円だったが、これを2025年には全売り上げの1割にあたる200億円を目指すという。

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