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2020.08.16 07:00  NEWSポストセブン

記者クラブ制度の大きな弊害 大手メディアは変われるのか

「都知事の会見を主催するのは、大手メディアの記者で構成する都庁記者クラブです。会見にはフリーランスの記者も参加できますが、会見の途中でどのメディアの記者がどの席に座っているかを示す『座席表』が小池さんの手元に届き、彼女はそれを見て、厳しい質問をしない旧知の記者を指名します。そうして指名されたクラブ記者が、世間で大きな話題となっていた学歴詐称疑惑について質問することはありませんでした」

 そう語る畠山氏こそ、無風の都知事会見に風穴を開けた人物だ。6月12日、小池都知事の再出馬会見で畠山氏は、都知事と仲の良いフジテレビ記者の前に陣取り、その記者に向けられたと思われる指名を“横取り”してマイクを握り、こう問いかけた。

「知事職は学歴や経歴は不問の職業だが、前回(2016年)の都知事選で選挙公報に『カイロ大学卒業』と書かれていた。その内容は候補者本人が責任を負う。小池さん自身が(卒業)証明書の原本を提示することは可能か」

 小池都知事は、「卒業云々については、すでに何度もカイロ大学は認めていると申し上げてまいりました」などと返答し会見が終わったが、6月15日になって卒業証書と卒業証明書の「原本」を公表した。当時の様子を畠山氏が振り返る。

「出席者の中には、『あれは畠山さんじゃなくて、フジテレビの記者が指名されたのではないか』という人もいました(苦笑)。ただ僕が質問するまで記者クラブの記者は学歴詐称問題について何も問わず、僕の質問後も追加で聞くことがなかったのは残念です。ちなみに小池さんがカイロ大学卒業証明書の原本を提示した会見には、フリーランスの僕は呼ばれませんでした。事務方からは『連絡ミスでした。すみませんでした』と謝罪されましたが……」

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