そもそも夫婦関係は冷え切っていたという。
「昭恵さんとは“家庭内別居”状態。以前は私邸の3階に総理の母で“政界のゴッドマザー”洋子さん(92才)、2階に夫妻が暮らしていましたが、昭恵さんは1階で過ごすことが増えたようです。夫婦間の会話はほとんどない状況で、一緒に食事をすることすらまれ。たまに会話を交わすのは、地元選挙区対策の話ぐらいのようです」(前出・安倍家に近い政界関係者)
昭恵さんはこれまで、大麻解禁論、森友問題、桜を見る会、緊急事態宣言下での九州・大分旅行など実に多くのトラブルを起こしてきた。
「総理が“俺が言っても(昭恵は)聞かない”とこぼした際に、側近の秘書官らが“いい加減にしてください!”と詰め寄ったという話がありました。総理は“昭恵は自分が総理になったつもりで、何をしても許されると思っている”と漏らすこともあった。実際、総理は昭恵さんが外で何をしているのか把握できていなかったのでしょう。
いかんせん夫婦間に会話がないので、火種に気づけない。いまはトラブルがあった後ですらふたりで話をすることはなく、間に官邸スタッフが入ってコミュニケーションを取るほどです」(前出・別の官邸関係者)
安倍首相は辞任と同時に、幾度となく国会を空転させてきた昭恵さんと“ケジメの離婚”をするのではないかといわれてきた。
本誌・女性セブンが首相辞任会見の翌日、昭恵さんの実弟に直撃すると「(離婚は)まったくないですよ」と否定した。実際、前出の官邸関係者も離婚説を否定する。
「総理の病状は非常に深刻で長期療養を要すると思われ、さすがにいまは離婚話をしている場合ではない。昭恵さんは夜遊びを控えても付き添うでしょう。33年間、子供なし夫婦ふたりでやってきたわけですから」
前出の安倍家に近い政界関係者が明かす。
「安倍氏が7年半前、再び総理をやるという話が持ち上がったとき、昭恵さんは“そんな体では無理だろう。体だけは大事にしてほしいから、政治家を辞めることも考えてほしい。まして総理なんか絶対にやらないで”と頼み込んだそうです」
昭恵さんがかつて抱いていた不安は現実になった。
※女性セブン2020年9月17日号