チェキで自撮りされる眞子さまと佳子さま(10月6日、東京・港区 写真/宮内庁提供)
衝撃的なことに、眞子さまや佳子さまがご結婚前に女性宮家が創設されれば、もし女性天皇が認められたとしても、愛子さまが天皇となられる可能性は限りなく低くなるのだ。
「議論が進んで女系天皇が認められた場合、眞子さまや佳子さまのお子さまは、愛子さまのお子さまよりも継承順位は上になる。秋篠宮家に天皇家が移ることは、そのように末代まで影響する大きな変革であり、その第一歩が『立皇嗣の礼』なのです」(前出・別の皇室ジャーナリスト)
秋篠宮さまは次男としてお生まれになり、天皇となるための帝王教育を受けておられない。「高齢での即位はできない」と“即位拒否”ともとれる発言をされたこともあったという。立皇嗣の礼は、そんな秋篠宮家に皇統が移ることでもあるのだ。
天皇家と秋篠宮家の橋渡し役に
”誰が天皇となられるのか“は、あくまで制度上の問題だ。だが、「愛子さまと悠仁さまの、どちらが次の天皇にふさわしいのかを問うことになりかねない」(皇室関係者)という、デリケートな話題でもある。そんな秋篠宮家と天皇家の将来を憂慮されているのが、美智子さまだという。
美智子さまは10月28日、「鎮座百年祭」のため、明治神宮(東京・渋谷区)を参拝された。長くおこもり生活を続けられ、通院のためにようやく外出されたのは9月になってから。その間、原因不明の微熱や手指の震えなどに苦しめられておられたという。
「ご体調不安を押して参拝されたのは、皇室の現状を心配されているからではないでしょうか」(宮内庁関係者)
その日は、上皇上皇后両陛下だけでなく、天皇皇后両陛下、秋篠宮ご夫妻も参拝された。三家の方々が同日にお姿をお見せになるのは、1月の新年一般参賀以来、実に10か月ぶりのこと。御代がわり前までは上皇陛下と天皇陛下、秋篠宮さまが定期的に会われる「三者会談」の場が持たれたという。