眞子さまのお立場からすれば、今回の陛下のご発言で窮地に立たされることになった。陛下は、秋篠宮さまのご発言を繰り返す形で《多くの人が納得し喜んでくれる状況》を願われた。陛下は、秋篠宮さまのご意見に賛同されたということだ。
「陛下は秋篠宮さまのお考えを“援護射撃”されているわけです。秋篠宮さまは『結婚と婚約は違う』と発言されました。その真意はわかりにくいですが、端的にいうと、いまの状況では“本人の結婚の意思は認めても、皇室としての結婚は認められない”というスタンスだということです。
皇室の結婚とは、婚約が整い、納采の儀、朝見の儀など必要な儀式を終えた上に成り立ちます。考え方によっては、眞子さまの皇籍離脱に伴う一時金の支払いを決める皇室経済会議もその一部でしょう。
陛下の発言は、そうした通常の女性皇族の結婚のプロセスは、現状では認められない、という痛烈な注文だったのではないでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)
皇族の結婚を認める「裁可」を与える立場にある陛下のおことばは、秋篠宮さまのご発言とは、明確に重みが違う。陛下は国民に祝福された上での「儀式を伴う結婚」を願われた。だが、現状で国民からの祝福を得るのは、簡単なことではない。小室さんとのご結婚を「生きるのに必要な選択」とまで言い切られた眞子さまに残された道は、「儀式なしの結婚=駆け落ち婚」だけなのかもしれない。
※女性セブン2021年3月11日号