夫婦で支え合い出産に臨んだ(2020年7月)

夫婦で支え合い出産に臨んだ(2020年7月)

 2020年9月29日、和さんは卵巣摘出の手術を受けた。摘出した腫瘍を見た将一さんは言葉を失ったという。

「1つはドッジボールほどの大きさで、重さは2.5kg。娘が980gで生まれてきたので、約3人分です。妻はこんな恐ろしい塊をお腹に抱えながら子供を産んだなんて……」(将一さん)

 経過は安定し、10月10日、母子揃って退院。現在は家族3人で一緒に暮らす幸せを噛みしめている。

「妊娠がわかったとき『娘のためなら引き換えに自分は死んでもいい』と思いました。でも、いざ生まれるとなると『直接会いたい』と思うようになった。どうしても目を見て『大好きだよ』と言いたくて。それがかなったいまは、『無事に生まれてきてくれてありがとう』という気持ちでいっぱいです」(和さん)

 昨年末の大晦日、スーツ姿の将一さんと着物姿の和さんは、市内の写真スタジオにいた。娘と3人で家族写真を撮るためだ。

【2020年12月31日(木)】
〈私たちの他にいた1組の方は七五三の撮影だったみたい。7才の女の子。ドレスが本当に似合ってて、超かわいかった。その子のママが、娘の事みて、「この子(7才の娘さん)の産まれた時に似てる!!」って言ってくれて、あぁ、大きくなったら、こんな感じの女の子になるのかなって大きくなった娘に会えた気持ちになれた。

 7才になるまで、元気でいられるかわからないし、なんかすごく嬉しかった。見たいなあ。ドレス着て笑う娘。それまで生きていたいなあって思ったら、スタジオの中でちょっとだけ泣いちゃった。頑張って生きるからね〉

※女性セブン編集部では、遠藤和さんへの応援メッセージを受け付けています。

◆お手紙
101-8001 東京都千代田区一ツ橋2-3-1
小学館 女性セブン編集部
遠藤和さま

◆メール
j7otayori@shogakukan.co.jp

※女性セブン2021年3月18日号

関連記事

トピックス

峰竜太(73)(時事通信フォト)
《3か月で長寿番組レギュラー2本が終了》「寂しい」峰竜太、5億円豪邸支えた“恐妻の局回り”「オンエア確認、スタッフの胃袋つかむ差し入れ…」と関係者明かす
NEWSポストセブン
2025年11月には初めての外国公式訪問でラオスに足を運ばれた(JMPA)
《2026年大予測》国内外から高まる「愛子天皇待望論」、女系天皇反対派の急先鋒だった高市首相も実現に向けて「含み」
女性セブン
夫によるサイバーストーキング行為に支配されていた生活を送っていたミカ・ミラーさん(遺族による追悼サイトより)
〈30歳の妻の何も着ていない写真をバラ撒き…〉46歳牧師が「妻へのストーキング行為」で立件 逃げ場のない監視生活の絶望、夫は起訴され裁判へ【米サウスカロライナ】
NEWSポストセブン
東条英機・陸軍大将(時事通信フォト)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最低の軍人」ランキング ワースト1位はインパール作戦を強行した牟田口廉也・陸軍中将 東条英機・陸軍大将が2位に
週刊ポスト
昭和館を訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年12月21日、撮影/JMPA)
天皇ご一家が戦後80年写真展へ 哀悼のお気持ちが伝わるグレーのリンクコーデ 愛子さまのジャケット着回しに「参考になる」の声も
NEWSポストセブン
訃報が報じられた、“ジャンボ尾崎”こと尾崎将司さん(時事通信フォト)
《ジャンボ尾崎さん死去》伝説の“習志野ホワイトハウス豪邸”にランボルギーニ、名刀18振り、“ゴルフ界のスター”が貫いた規格外の美学
NEWSポストセブン
西東京の「親子4人死亡事件」に新展開が──(時事通信フォト)
《西東京市・親子4人心中》「奥さんは茶髪っぽい方で、美人なお母さん」「12月から配達が止まっていた」母親名義マンションのクローゼットから別の遺体……ナゾ深まる“だんらん家族”を襲った悲劇
NEWSポストセブン
シーズンオフを家族で過ごしている大谷翔平(左・時事通信フォト)
《お揃いのグラサンコーデ》大谷翔平と真美子さんがハワイで“ペアルックファミリーデート”、目撃者がSNS投稿「コーヒーを買ってたら…」
NEWSポストセブン
愛子さまのドレスアップ姿が話題に(共同通信社)
《天皇家のクリスマスコーデ》愛子さまがバレエ鑑賞で“圧巻のドレスアップ姿”披露、赤色のリンクコーデに表れた「ご家族のあたたかな絆」
NEWSポストセブン
12月中旬にSNSで拡散された、秋篠宮さまのお姿を捉えた動画が波紋を広げている(時事通信フォト)
〈タバコに似ているとの声〉宮内庁が加湿器と回答したのに…秋篠宮さま“車内モクモク”騒動に相次ぐ指摘 ご一家で「体調不良」続いて“厳重な対策”か
硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将(写真/AFLO)
《戦後80年特別企画》軍事・歴史のプロ16人が評価した旧日本軍「最高の軍人」ランキング 1位に選出されたのは硫黄島守備隊指揮官の栗林忠道・陸軍大将
週刊ポスト
ネックレスを着けた大谷がハワイの不動産関係者の投稿に(共同通信)
《ハワイでネックレスを合わせて》大谷翔平の“垢抜け”は「真美子さんとの出会い」以降に…オフシーズンに目撃された「さりげないオシャレ」
NEWSポストセブン