【2位】ハリアー(177.68点)
ハリアーはレヴォーグと並び、予防安全では満点の82/82点をゲット。今回の満点はこの2モデルだけで、2位獲得の大きなアシストとなった。
レヴォーグとの差がついたのはもっぱら衝突安全の部分。87.68/100点というスコアはノミネート車の中では一応3位だが、ヤリスやフィットなどのBセグメントサブコンパクトクラスにほとんど差をつけられなかったのはちょっといただけない部分だ。
衝突試験の項目別でレベル5を逃したのは運転席と助手席の追突時頸椎保護、歩行者の頭部保護、シートベルト装着警報。基本設計がモロに出るボディシェルについては大きな問題はないことから、モデルライフ途中の改良で成績向上を狙うのは比較的容易と考えられる。
【3位】デイズ/デイズハイウェイスター(175.72点)
3位は普通車のサブコンパクトクラスを抑え、軽自動車のデイズ/デイズハイウェイスターが獲った。
デイズの成績は非常にバランスの良いもので、衝突安全は88.6/100点と2位のハリアーを上回った。項目別スコアでレベル5を取れなかったのは軽自動車が苦手とするオフセット衝突のみで、それでもレベル4は取っていた。
予防安全も非常にハイレベル(79.12/82点)で、前後方向への誤発進抑制、昼夜の歩行者の飛び出しなど、動的なテストはすべてレベル5を取った。
レベル4に甘んじたのはヘッドランプのみ。ハイ/ロービームの自動切換えのみで、先行車や対向車を避けて照射するアクティブハイビームが未装備であるためだ。
ちなみにデイズより背の高いスライドドアモデルの「ルークス ハイウェイスター」にはアクティブハイビーム仕様が存在する。それがデイズにも装備されていればハリアーを逆転できた。いずれにせよ大した軽自動車である。