芸能

『リコカツ』でも話題 略奪女はなぜ「おでん」を持って現れるのか

『リコカツ』主演の北川景子(時事通信フォト)

『リコカツ』主演の北川景子(時事通信フォト)

 北川景子、永山瑛太主演の連続ドラマ『リコカツ』(TBS系、金曜夜10時〜)で話題になっている役柄がある。それが永山演じる航空自衛隊員・緒原紘一と同じ職場の副パイロット・一ノ瀬純(田辺桃子)だ。ドラマオタクのエッセイスト・小林久乃氏が、略奪愛が描かれるドラマの “法則”について分析する。

 * * *
『リコカツ』の一ノ瀬純という役を振り返ってみる。ドラマ開始時から、永山瑛太演じる紘一が既婚者と知りつつ好意を寄せて「自分のほうが奥さんより紘一に似合っている」と信じ、行きすぎた行動に出てきた。

 まずは第2話で、紘一の職場仲間とその家族を集めた屋外でのバーベキュー中。純はわざと妻の咲(北川)を森の中で遭難させるように誘導していた。単純な意地悪だ。このあたりからSNS上では「自衛隊員が人を困らせていいのか」「なんだこの女!」とバッシングが飛び交い出す。私も同じ気持ちでイライラしていた。

 そして第4話で視聴者をさらに腹立たせることになる事件が勃発。緒原家でホームパーティーを開いた時のこと。純は手土産にお手製の「おでんと筑前煮」を持って現れたのだ。この“おでん”がどうにも引っかかった。

ドラマにおける“略奪愛とお出汁”の親和性

 そもそも他人の家にお邪魔するのに、おでんを持ち込むことに違和感がある。デパ地下には数多のおしゃれが止まらない手土産が売られているのに、敢えての“おでん”と“筑前煮”の家庭料理で、妻に向かってマウントを取ってくるとは……。

関連キーワード

関連記事

トピックス

ビエンチャン中高一貫校を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月19日、撮影/横田紋子)
《生徒たちと笑顔で交流》愛子さま、エレガントなセパレート風のワンピでラオスの学校を訪問 レース生地と爽やかなライトブルーで親しみやすい印象に
NEWSポストセブン
鳥取の美少女として注目され、高校時代にグラビアデビューを果たした白濱美兎
【名づけ親は地元新聞社】「全鳥取県民の妹」と呼ばれるグラドル白濱美兎 あふれ出る地元愛と東京で気づいた「県民性の違い」
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン
『ルポ失踪 逃げた人間はどのような人生を送っているのか?』(星海社新書)を9月に上梓したルポライターの松本祐貴氏
『ルポ失踪』著者が明かす「失踪」に魅力を感じた理由 取材を通じて「人生をやり直そうとするエネルギーのすごさに驚かされた」と語る 辛い時は「逃げることも選択肢」と説く
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信フォト)
オフ突入の大谷翔平、怒涛の分刻みCM撮影ラッシュ 持ち時間は1社4時間から2時間に短縮でもスポンサーを感激させる強いこだわり 年末年始は“極秘帰国計画”か 
女性セブン
10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《巨人の魅力はなんですか?》争奪戦の前田健太にファンが直球質問、ザワつくイベント会場で明かしていた本音「給料面とか、食堂の食べ物がいいとか…」
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン