『ホリプロタレントスカウトキャラバン』受賞で芸能界入り
もう1つは、保奈美サンの芸能界入りの“きっかけ”です。
それは、1984年に開催された『第9回ホリプロタレントスカウトキャラバン』。第1回の榊原郁恵サン(62才)を筆頭に、能勢慶子サン(58才)、比企理恵サン(55才)、堀ちえみサン(54才)ら、当時はアイドル歌手の登竜門だった同コンテストで、保奈美サンが「審査員特別賞」に選ばれたときのグランプリは、伝説のレオタードダンスでおなじみの井森美幸サン(52才)でした。
でも、保奈美サンはアイドル歌手としてデビューすることはなく、化粧品のCMや連続ドラマに出演。1986年には『おんな風林火山』(TBS系)で初主演を飾るのです。その後の活躍は皆さん、ご存じのとおり。彼女の存在は、深田恭子サン(38才)、綾瀬はるかサン(36才)、石原さとみサン(34才)、高畑充希サン(29才)らと続く同プロダクションの“女優部門”の柱を築いたといっても過言ではないのです。
オーディション出身の芸能人の皆さんというのは、概して“辞め時”や“諦め時”を見失うもの。『スター誕生!』(日本テレビ系)出身で、保奈美サンの先輩にもあたる山口百恵サン(62才)のように、キッパリ辞めて家庭に入り、その後も一切、芸能活動をなさらないというかたは本当に希有な存在で、多くのかたは、何かしら、芸能界に関連したお仕事をされるものなのです。
これも4年前の『女性セブン』のスクープですが、保奈美サンのいちばん上の娘さんは芸能界に興味を持たれていて、異母姉の石橋穂乃香サン(31才)のInstagramにDMで相談するようになったとか。
かつて保奈美サンがクラシックバレエのお教室に付き添われていたお嬢さんでしょうか。それはそれで楽しみではありますが、保奈美サンが娘さんかわいさでステージママになるかといったら、そうも思えません。
それよりは、公私共々、保奈美サンご自身の新たなステージの方が私は楽しみ。8月14日で55才になられる鈴木保奈美サン。また私たちに「あ!」と言わせてくださいませ。
※女性セブン2021年8月12日号