2021年3月 東日本大震災十周年追悼式にて(撮影/JMPA)
この8月中旬、炎天下のなかで美智子さまは上皇陛下とご一緒に、お忍びで皇居へ向かわれたという。
「午前中に皇居に入られ、上皇陛下は生物学研究所に向かわれました。一方、美智子さまは宮内庁病院に入られた。定期検診とのことでしたが、夕方までじっくりと検査をされたようです」(皇室記者)
「美智子さまにとって、仙洞仮御所での生活は多大なストレスとなっているようだ」とは、前出の皇室関係者。
「仙洞仮御所は、とにかく敷地が狭い。美智子さまは上皇さまとの散歩を日課とされていますが、敷地内では同じところを回るしかありません。また1年半ほど前、羽田空港が新たな飛行ルートを採用し、仙洞仮御所の上空を飛行機が通るようになりました。声を張らないと会話ができないほどの騒音だそうです」
さらに、「指のしびれも続いており、趣味のピアノを満足に弾ける状態ではない」(前出・皇室関係者)という。そんな美智子さまを案じられているのが、雅子さまだ。
「天皇ご一家の引っ越しが終わり、赤坂御所の改修が終われば、上皇ご夫妻はそこにお引っ越しができます。赤坂御用地は敷地も広く、散歩されるには充分なばかりか、孫の悠仁さまもいらっしゃるなど、ご気分が晴れるはずです。美智子さまにとって、皇太子妃時代に30年間暮らされた、思い出の邸宅でもあります。
雅子さまは、不自由な生活を続けられている美智子さまに、“できるだけ早く赤坂御用地に戻られてほしい”とお考えなのでしょう。
たしかに雅子さまは、8月15日にあった全国戦没者追悼式でふらつかれるなど、ご体調は万全とはいえませんが、“美智子さまのために、9月中には引っ越しを完了させたい”と異例の宮殿暮らしを決断されたのではないでしょうか」(前出・別の宮内庁関係者)
秋には新生活が始まる。
※女性セブン2021年9月16日号
雅子さまも皇居・御所へ(2018年12月、東京・千代田区=写真/アフロ)
上皇ご夫妻が生活されている仙洞仮御所(共同通信社)
息切れを起こされることもあるという(2019年9月、東京・文京区 撮影/JMPA)